セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい:後継機に期待(2/4 ページ)

» 2026年03月11日 16時00分 公開
[鈴木雅暢,ITmedia]
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技術が進歩した今でも“1kg未満”は貴重

 Pavilion Aero 13-bgのボディーサイズは約297(幅)×211(奥行き)×16.5〜17.4(厚さ)mmで、重量約990gだ(いずれも公称値)。実測重量は978gと、公称値よりも少し軽かった。

 グローバル市場で多数派を占める欧米の通勤事情やビジネス文化の違いから、いくら技術が進歩しても、主力クラスのノートPCは「14型で重量は1.2〜1.4kgほど」で変わらない。コストを考慮しなければ選択肢はそれなりにあるものの、手頃な価格でこのような軽量な製品が手に入る機会は多くない。

ボディーサイズ 持ち運ぶ際に困らないボディーサイズに収まっている

 実際に使ってみても、体感の“重さ”は段違いだ。筆者が以前使っていた「ThinkPad T480s」(実測重量1437g)と比べると、取材先などに持ち出した後に帰宅した際の疲労感が全く違う。

 「手頃な価格」と「軽さ」を両立しているのは、本製品の大きな魅力といえる。

実測重量 実測では978gと、公称値よりも軽かった

 剛性感も及第点だ。閉じた状態でのヒンジ部の端のあたりを強めに押すと、若干のたわみがあるので、「ラフに扱っても全然平気そう」という安心感まではないものの、硬質な素材で全体にカッチリと組まれている。

 クッション性のあるスリーブケースやポーチなどがあれば、持ち運びを躊躇(ちゅうちょ)することはない。傷や皮脂が付きにくい表面仕上げも好印象だ。

スカイブルーを選んだ 本製品には2種類のカラーがあるが、筆者はスカイブルーを選んだ。質感は良好で上品さを感じる。傷や皮脂が付きにくい表面仕上げも好印象だ
底面の様子 底面もシンプルですっきりとしている

バッテリー駆動時間は少し短め USB PD電源でカバーできれば何とかなる

 本製品のバッテリー駆動時間は、「MobileMark 25」による公称計測値で最長11.5時間となっている。筆者がベンチマークテストアプリ「PCMark 10」のModern Office Battery Lifeシナリオで「画面輝度を最大、電源設定をバランス」として実測したところ、満充電から強制的に休止状態に入るまでに約7時間かかった。

 実測テストの方は画面を可能な限り明るくしたので(公称400ニト)、輝度を抑えれば駆動時間はもう少し伸ばせるだろう。ただ、それを考慮しても最近のモバイルノートPCとしては駆動時間は短めな方だ。

 「ならACアダプターを一緒に持ち歩いてカバーしよう」と考えるのだが、付属の65W ACアダプターはサイズがやや大きめで、ACケーブルもアース線付きの3ピンでややかさばる。このあたりに、コストダウンの影響を少し感じる。

 ただ、本製品の充電は「USB PD(Power Delivery)」規格に準拠しているので、仕様上はサードパーティーのUSB PD対応電源を利用できる。よりコンパクトなACアダプターやモバイルバッテリーを使えるのは助かる。

 なお、本製品ではHP純正でないUSB PD電源の利用は保証されていない。筆者が試してみた限り、レノボ・ジャパンの「Lenovo 65W USB Type-C GaN ACアダプター」(直販価格6930円)や、UGREENの「UGREEN Nexode 巻き取り式 USB-Cケーブル内蔵 モバイルバッテリー20000mAh 165W」(直販価格1万3280円)で充電できた。

バッテリー容量 バッテリーの設計(定格)容量は約43Whだった
実測した駆動時間 PCMark 10の「Modern Office Battery Life」シナリオで駆動時間を実測した結果。約7時間と、モバイルノートPCとしては短めだった
付属のACアダプター 付属のACアダプターは、最大65W出力でUSB PD(Power Delivery)対応だ。サイズがやや大きめで、ACケーブルも3ピンでややかさばる点が残念である
重量 付属のACアダプター重量は、ACケーブル込みで約318gだった
UGREEN UGREENの「UGREEN Nexode 巻き取り式 USB-Cケーブル内蔵 モバイルバッテリー20000mAh 165W」で充電しているところ。本製品のUSB PD出力は最大100Wまで対応している
レノボのACアダプター レノボ・ジャパンの「Lenovo 65W USB Type-C GaN ACアダプター」でも問題なく給電できている

画面も良好 アスペクト比16:10は使い勝手にプラス

 画面サイズは13.3型だ。近年はモバイルノートPCでも14型がメインストリームなので、それに慣れているとやはり小さいと感じる。しかし、パネル解像度は1920×1200ピクセルで、アスペクト比が16:10ということもあり、実用的には及第点だ。

 アスペクト比の差は、Webページなど縦長のコンテンツを表示する際の表示サイズと情報量の違いに表れる。同じ倍率でWebページを表示させた場合、13.3型の1920×1200ピクセルと、14型のフルHD(1920×1080ピクセル)では表示サイズがほぼ変わらず、縦120ピクセル分だけ多く表示できるため、作業領域も広くとれる。

 画面が小さいからこそ、このアスペクト比の差が実用性に大きく効いてくるのだ。

 画面の表示品質も思った以上に良好だ。筆者の計測では輝度は最大427ニト(公称400ニト)で、色域もsRGBをほぼカバーしており、色味も比較的素直で、格安ノートPCらしからぬ結果だった。

ディスプレイ 画面サイズは13.3型で、表示解像度は1920×1200ピクセルとなる。非光沢仕上げで、公称最大輝度400ニトと明るい
ここまで開く 画面はこの角度まで開く
輝度と色温度 「i1 Display Pro」で輝度と色温度を計測した結果。輝度は428ニト、色温度は6983Kだった。
色域 i1 Display Proで取得した色域データを「Color AC」で表示。sRGB規格の定める色域とほぼ一致する

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