“パワードスーツ”はもうSFの道具じゃなかった 高尾山でコンシューマー向け外骨格「Hypershell X Pro」を試す武者良太の我武者羅ガジェット道(3/5 ページ)

» 2026年03月27日 15時00分 公開
[武者良太ITmedia]

装着のコツは「位置合わせ」にあり

 装着で重要なのはフィッティング、位置合わせです。まず自分の体形に合わせるべく、専用スマホアプリに自分の身体情報を入力します。推奨値が出たら腰フレームのロックを外し、チューブを推奨値に合わせて調整、腰ベルト/フレームを腰骨の上端に持ってきて固定します。腰ベルトバックルをへその位置に合わせるのもポイントです。

photo へその後ろ、お尻の上に固定する

 モーターと腰骨の隙間は約1cmが適切です。腰部分を装着したまま微調整して、腰フレームをロックします。

 脚側の調整も行います。太ももベルトの下端がひざ上約3cm(大人の指2本分くらい)の位置に来るように、スライダーのロックを外して調整します。後脚ストラップがひざ裏に食い込まない位置にしていきます。

photo 膝上、太もも部分でも固定する

 電源を入れるとデフォルトはエコモード(低アシスト)となり、制御ボタンを1回押すと透明モード(アシスト量ゼロ)と前のモードを行き来します。2秒長押しでエコモードとハイパーモード(高アシスト)を切り替え、2回押しでパワーレベルを25%上げ、3回押しで25%下げます。

photo 制御スイッチの場所は分かりやすい。直感的に操作できるところも評価したい

 右側モーターのステータスLEDは、透明モードでは青、エコモードでは緑、ハイパーモードでは赤、フィットネスモードでは黄で状態を示します。

 アプリ側ではもう少し細かい調整ができます。モードの直接切り替えに加え、パワーレベルバーで強度を調整できる他、アシスト応答速度、急斜面下行制御(HDC)、低速安定制御(LSSC)、左右のトルク分配なども設定できます。

 歩いているときの状況に応じて、アクティブモーションを自動で切り替えられます。さらに上り坂、下り坂といったようにアクティブモーションを固定することも可能です。同じ状況が長い距離続くシチュエーションのときに活用すると楽になります。

photo 動作適応認識のスイッチをONにすると、動きに合わせて適切なアクティブモーションが選ばれる
photo アシストは速すぎても遅すぎてもダメ。適切な動きにするための微調整が重要

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