下りは、山頂からリフト乗り場までの大半が舗装区間となる1号路を使いました。階段や傾斜が続く場面もあり、膝への負担が気になりやすいコース。というのも筆者はちょっと膝を痛めていましてね……。そうした場面で使ってみた時の第一印象は
「楽!!!」
まじですか。膝への負担が大幅に減っているんですが。
下り坂モードや下り階段向けの動きに合わせると、一歩ごとに膝への衝撃が軽くなります。一歩一歩、足で体重を受け止める都度、膝へ集まりがちな負担がやわらいでいます。特に段差の大きい階段を降りるときに、その印象が強くなる。「最近、足腰が疲れ気味で……」という方でも、散歩したくなる魅力があります。
舗装された平たん路では、競歩モードも試しました。こちらはハイパーモードとは少し違い、斜め上に引き上げられるというより、前から引かれるような感覚が強く出ます。
歩幅を広げやすく、テンポよく前に進めるのですが、高尾山の1号路のように人が多い場所で常用するのは少し気を使います。周囲に人が少ない散歩道や、ある程度真っすぐ進めるランニングコースの方が、このモードの持ち味は出しやすそうでした。
今回は、行きにケーブルカー、帰りにリフトを使ったので、実際に歩いた距離は長くても4.5km前後でした。その条件で使ったところ、バッテリーの消費量は3分の1ほど、Hypershell X Proのバッテリー駆動可能距離(公称)は、バッテリー1本あたり約17.5kmです。アシスト量が多いハイパーモードや、安定性を高める低速安定制御などの機能を多用すると、もっとバッテリー消費量は増えるだろうと考えられますが、今回のような1〜2時間規模のハイキングでは、バッテリー切れを心配する場面はありませんでした。
Hypershell X Proは医療機器ではありません。膝や脚の不調を治療するものではなく、安全を保証するものでもありません。その点は念頭に置いておく必要があります。ただ、高尾山で実際に使ってみると、膝に不安を感じ始めた筆者のような人間でも、Hypershell X Proがあれば、散歩もハイキングもおっくうではなくなるデバイスだと感じました。
海外では、中国の観光地で登山者向けに外骨格ロボットを貸し出すレンタルサービスが広がりつつあります。既にパワードスーツは、現実の移動を助ける道具として使われ始めています。
外骨格と聞くとどうしてもゴツいイメージがありますが、それよりずっと身近で、歩くことのハードルを下げるためのガジェットとして考えると身近な存在になりそうだ、と感じました。
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