OpenAIは7月8日、新世代の音声モデル「GPT-Live」を発表した。ChatGPTの音声モードを支えるモデルで、同日から世界中のChatGPTユーザーに順次提供が開始されている。用意したのは「GPT-Live-1」と「GPT-Live-1 mini」の2種類で、APIにも間もなく導入する予定だという。
従来の音声AIは、音声認識/言語モデル/音声合成を連結するカスケード型や、話し終わりを待つターン制が中心で、応答の遅さや、無音を区切りと誤認して不自然に割り込む点が課題だった。
これに対して、GPT-Liveは全二重アーキテクチャを採用し、聞くことと話すことを同時に行えるのが特徴となっている。会話中に「うんうん」や「はい」などの相づちを打ったり、割り込みに応じたり、考える時間が必要なときは静かに待ったりできるという。
Web検索や深い推論といった重い処理は、バックグラウンドで別のフロンティアモデルに委任する仕組みで、リリース時点ではGPT-5.5を使う。
これにより、処理中も会話が途切れないとしている。ChatGPTの音声モードとしては、応答の速さを優先するInstantの他、じっくり考えさせるMedium・Highと推論レベルを選べる。天気や株価、スポーツなどをビジュアルカードで示す視覚的な回答にも対応する。
提供はiOS、Android、ChatGPT.comで順次進める。GPT-Live-1はGo/Plus/Proに、GPT-Live-1 miniはFreeのデフォルトモデルになる。
なお、リリース時点では動画付き音声や画面共有には対応せず、今後の導入を予定するとのことだ。安全性の面では、自傷や情緒的依存などのリスクに対する音声特化の対策や、10代のユーザー向けの保護策を追加したとしている。
調査会社のIDCは7月8日、2026年第2四半期(4〜6月)の世界PC出荷台数の速報値を発表した。出荷台数は前年同期比4.9%減の6820万台で、9四半期連続の成長から減少に転じた。メモリチップの供給不足が主因であり、各社が可能な範囲で部品を前倒しで調達する動きにつながったという。
IDCは出荷台数と売上高の乖離(かいり)を指摘している。出荷台数が減る一方で、各社が需要の落ち込みを上回るペースで値上げを進めているため、売上高はむしろ増えているとのことだ。
メモリ不足の解消は2028年初頭までかかると見込まれ、2026年後半は成長率が大きく鈍化するとみている。また、ベンダーは2027年にかけてさらなる値上げに備えており、販売チャネルからは、既にこうした高価格帯での在庫増加に対する懸念を表明しているという。
メーカー別の首位はLenovo(1660万台、シェア24.4%、前年比2.1%減)で、2位はHP(1300万台、9.0%減)、3位はDell(930万台、5.0%減)と続く。
上位で唯一2桁成長となったのが4位のApple(670万台、10.1%増)で、IDCは「MacBook Neo」の投入がシェア拡大の背景にあると指摘する。5位はASUS(500万台、0.2%増)だった。
IDCは、メモリ不足によるコスト上昇がPCの買い替えサイクルを鈍らせる恐れがある一方、クラウドの計算コスト増を背景にオンデバイスAIへの関心は高まっているとみている。また、Apple、Dell、Lenovoといった大手が調達力を生かして供給を確保し、中小メーカーとの差が広がる可能性も挙げている。
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