白ボディーに赤いアクセントが映える「G TUNE DG-I7A70」の実力を検証 Radeon RX 9070搭載のミニタワーPC(2/4 ページ)

» 2026年08月19日 15時00分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]

大型グラフィックスカード対応ながら、メンテナンス性も確保 CPUクーラーは水冷をチョイス

 内部構造はATXミドルタワーと比較すると高密度に見えるが、決して窮屈ではなく、適度なワーキングスペースが確保されている。そのため、定期的な清掃などのメンテナンスも容易に行えるだろう。

 内部でまず目を引くのは、実質的に3スロットを占有する分厚いグラフィックスカードだ。重量級のカードをしっかりと支えるための専用ステーも標準搭載されており、使用時のたわみ防止だけでなく、配送中のトラブルを防ぐ役割も果たしている。

photo トリプルファン、実質3スロット厚のRadeon RX 9070カード
photo グラフィックスカードを支えるステーを標準採用

 Radeon RX 9070は、現行のAMD Radeon RX 9000シリーズにおいて上から2番目に位置するアッパーミドルクラスのGPUだ。下位にRadeon RX 9060/9060 XT、上位にRadeon RX 9070 XTが存在する。

 9060系と9070系は、GPUコア数だけでなくメモリバス幅にも明確な差が設けられており、ここがミドルレンジとハイエンドを分ける境界線となっている。

 一方、Radeon RX 9070と9070 XTは、コア数や動作クロックに違いはあるものの、ベースとなるアーキテクチャは共通だ。ターゲット解像度の目安としては、9060系が1920×1080ピクセル(フルHD)から2560×1440ピクセル(WQHD)、9070系がWQHDから3840×2160ピクセル(4K)を想定した性能となっている。

photo GPU-Zの情報

 次に目を引くのが、240mmサイズのラジエーターを備えた簡易水冷CPUクーラーだ。ケース内前方に電源ユニットが配置されている構造上、この240mmクラスが本ボディーに搭載可能な最大サイズと推測される。なお、電源ユニットは80PLUS Bronze認証を取得した750Wモデルが標準搭載されている。

photo 240mmの簡易水冷CPUクーラーを搭載

 メモリはDDR5-5600規格の16GBモジュールを2枚搭載する。マザーボードはmicroATXフォームファクターを採用し、2基の拡張スロット、2基のM.2スロット、2基のメモリスロットを備える。

 メモリスロットは既に埋まっているため増設はできず、容量を増やす場合はモジュールの交換が必要だ。一方で、拡張カードとM.2 SSDはそれぞれ1基ずつ追加搭載できる余地がある。標準搭載のM.2 SSDはヒートシンクのないシンプルな外観だ。また、右サイドパネル裏側のマザーボード背面スペースには、2.5インチSATA SSDまたはHDDを2基取り付け可能なシャドーベイが用意されている。

photo メモリスロットは2つで2本実装済み
photo DDR5-5600の16GBモジュール×2枚で32GBとなる。カスタマイズでは64GB(32GB×2枚)も選べるので、現在のメモリ相場を確認してほしい
photo CPU-Zによるメモリ情報
photo microATXマザーボードで、拡張スロット、M.2スロット(ヒートシンク付き)ともに2基ある
photo ヒートシンクを外したところ

 標準ストレージには、PCI Express 4.0 x4接続の1TB M.2 NVMe SSDを搭載する。BTOのカスタマイズオプションは非常に豊富で、1TBモデルだけでも3種類、さらに2TB、4TB、8TBの大容量オプションが用意されている。

 しかし、昨今の相場では大容量SSDは高価になりがちだ。カジュアルにゲームを楽しむ程度であれば標準の1TBで十分な場合が多く、プレイ頻度の低いタイトルはアンインストールしてストレージを節約する運用も賢い選択といえる。

 それでも容量が不足する場合は、SSDのアップグレードだけでなく、外付けHDDを追加するオプションも検討するとよいだろう。

photo CrystalDiskMark(ひよひよ氏・作)のスコア

 搭載CPUは、前述の通りCore Ultra 7 270K Plusだ。これはCore Ultra 7 200Sシリーズのリフレッシュモデルという位置付けで、8基のPコアと16基のEコアを組み合わせた計24スレッド対応のプロセッサだ。

 前身となるCore Ultra 7 265Kと比較すると、Eコアの数が増加している他、Plusモデル特有の改善としてサポートメモリクロックやダイ間クロックの引き上げが施されている。なお、本機の仕様表には「65W動作」との記載がある点には注意しておきたい。

photo CPU-Zの情報

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