白ボディーに赤いアクセントが映える「G TUNE DG-I7A70」の実力を検証 Radeon RX 9070搭載のミニタワーPC(3/4 ページ)

» 2026年08月19日 15時00分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]

WQHDなら最高画質プレイも余裕! 4Kプレイに対応可能なタイトルも多数

 それでは、各種ベンチマークテストを通じてDG-I7A70の実際のパフォーマンスを確認していこう。

 3DMarkにおける各テストのスコアはグラフの通りだ。Time Spy Extremeで1万ポイントの大台を突破しており、比較的負荷の重いゲームでも快適なフレームレートが期待できる。

photo 3DMarkのスコア

 一方で、Speed WayやSteel Nomadといった最新のグラフィックスAPIを用い、4K解像度かつ最高画質(Speed Wayではレイトレーシングも含む)を追求するような極めて過酷な条件下では、少々荷が重い印象も受ける。

 ただし、3DMarkのスコアはフレーム生成技術を利用していない純粋な描画性能だ。実際のゲームシーンではフレーム生成をサポートするタイトルが着実に増加しているため、実プレイ時にはスコア以上の滑らかさが得られるだろう。

 続いてゲームベンチマークの結果を見ていく。まずは「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」だが、ここではスコアではなく平均フレームレートをグラフ化した。4K解像度の最高品質設定でも80fpsを上回っており、極めて快適なプレイ環境が約束されている。

photo 「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」のスコア

 次は「バイオハザード レクイエム」だ。描画画質を「最高」に設定し、フレーム生成とレイトレーシングの有無で比較した。

photo バイオハザード レクイエム」のスコア

 WQHD(2560×1440ピクセル)解像度では、レイトレーシングを「高」に設定しても平均69.1fpsを記録した。

 しかし、0.1パーセンタイルfpsは60fpsをギリギリ保つ程度であり、負荷の重いシーンでは60fpsを割り込む可能性がある。ここでフレーム生成を有効にすると、平均116.4fps、0.1パーセンタイルfpsも91.3fpsへと跳ね上がり、圧倒的な余裕が生まれるため、実用上はこちらの設定を推奨したい。

 一方、4K解像度では、レイトレーシング「無効」で平均75.6fps、0.1パーセンタイルfpsが63fpsという結果だった。こちらも60fpsに対するマージンを考慮すると、フレーム生成の併用が望ましい。ただし、4K解像度でレイトレーシングを有効にした場合は、フレーム生成を用いても平均78.3fpsに対して0.1パーセンタイルfpsが41.8fpsまで落ち込み、やや厳しい結果となった。

 美麗なレイトレーシングを堪能するならWQHDでフレーム生成を有効にし、4Kの精細さを優先するならレイトレーシングを無効にしてフレーム生成を活用するのがベストな選択肢となる。

 「プラグマタ」の結果も基本的にはバイオハザードと同様の傾向を示したが、4K解像度でのレイトレーシング有効時は、本作の方がより現実的なフレームレートを維持できた。

photo 「プラグマタ」のスコア

 まず4K解像度/最高画質設定にて、レイトレーシングとフレーム生成を共に無効にした状態では、平均76.6fps、0.1パーセンタイルfpsが51.8fpsとなった。バイオハザードよりも0.1パーセンタイルfpsの落ち込みが大きく、フレーム生成の利用が必須といえる。

 ここでフレーム生成を有効にすると、平均171.9fps、0.1パーセンタイルfpsが109.5fpsへと劇的に改善し、十分な余裕が生まれた。

 さらに、この状態からレイトレーシングを有効にすると、当然フレームレートは低下するものの、平均148.6fps、0.1パーセンタイルfpsが98.6fpsという極めて優秀な数値を残した。

 タイトルごとにレイトレーシングの実装負荷が異なる点が如実に表れた結果だ(※現状のRadeon環境では、MODを導入しない限りパストレーシングは利用できない点には留意されたい)。

 やや軽量なタイトルの代表例として、「マインクラフト」の動作もテストしておきたい。なお、本機を含むG TUNEの指定モデルには、「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC」が標準でバンドルされている(指定期日内のライセンス認証が必要)。

photo 「マインクラフト」のスコア

 家庭用ゲーム機でもおなじみの「統合版」に加えて、PC環境の特権である「Java版」もプレイ可能だ。Java版最大の魅力は、シェーダー(影MOD)を導入してワールドや建築物を圧倒的に美しく描画したり、各種MODを活用して自由な視点でスクリーンショットを撮影したりと、遊びの幅が無限に広がる点にある。

 通常のサバイバルプレイはもちろん、マルチプレイや建築サーバの観光など、PCならではの奥深い楽しみ方をすぐに体験できるのは大きなメリットだ。

 テスト条件は、Java版に前提MODのFabricと「BSLShaders」を導入し、画質プリセットを「Ultra」に設定。新規生成直後のワールドをクリエイティブモードで空中散歩した際のフレームレートを計測した。

 マインクラフトは、Mobやドロップアイテムなどのエンティティが増加するにつれて負荷が高まる性質があり、ワールド生成直後は比較的軽量な状態にある。

 また、エンティティの演算は主にCPUが担うため、今回のテストは純粋なGPU性能の評価となる点に留意してほしい。結果として、4K解像度でも平均フレームレートは140fpsに迫り、0.1パーセンタイルfpsも112.8fpsをキープするなど、GPU性能には圧倒的な余裕が見られた。

 CPU側に関しても、Core Ultra 7 270K Plusの処理能力があれば、巨大な施設が立ち並ぶ発展したワールドでも快適に動作するはずだ。続くCINEBENCH 2026のテストで、そのCPU性能を掘り下げてみよう。

 CPUの純粋なレンダリング性能を測るCINEBENCH 2026の結果は、Multi Threadingが6,194pts、Single Threadが511ptsとなった。

photo 「CINEBENCH 2026」のスコア

 マルチスレッドスコアは十分に高く、この水準であればゲームプレイと並行した高画質配信や、録画データの動画編集も極めて快適にこなせる。

 また、ゲームのフレームレートに直結しやすいシングルスレッド性能も500ptsを突破しており、高いゲーミングパフォーマンスが期待できる。同CPUのポテンシャルからするとマルチスレッドスコアがわずかに低い印象も受けるが、これは仕様表にある「65W動作」という電力上限が適用されているためだろう。

 ピーク性能をわずかに抑える代わりに、長時間のゲームプレイでも発熱を抑え、システムの安定性と耐久性を担保するためのチューニングであり、BTOのPCとしては理にかなった設計といえる。

 最後に、総合的なアプリケーション性能を測るPCMark 10 Extendedのスコアを確認する。Overallは1万6376ポイントと非常に優秀な結果だ。

photo 「PCMark 10 Extended」のスコア

 このExtendedテストにはGamingシナリオが含まれるためスコアが引き上げられている側面もあるが、Gamingシナリオを除外したStandardテストのOverallでも1万3131ポイントをたたき出しており、ゲーミング以外の日常的なPC作業においても極めて高い適性を持つことが分かる。

 シナリオ別のスコアは、Webブラウジングなどのホーム用途(Essentials)が1万2101ポイント、オフィスソフトを扱うビジネス用途(Productivity)が2万3418ポイント、写真/動画編集などのコンテンツ制作(Digital Content Creation)が2万1092ポイントとなった。ゲームだけでなく、あらゆるタスクを軽快に処理できる万能な一台だ。

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