薄型化とカメラ強化が光る「Pixel 11 Pro Fold」徹底レビュー! Galaxy Z Foldとの比較で見えた“正統進化”の真価(2/3 ページ)

» 2026年09月09日 14時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

背面カメラにも手が加えられる

 背面のカメラ部はPixel 10 Pro Foldに似た雰囲気だが、Pixel 11/11 Proと同様にガラス面が横まで伸びて一体感が増している。同時にフラッシュライトには、新機能のHiLightも追加されている。端末を伏せたままでも着信の通知を光で確認できるというものだが、今のところそこまで大きなメリットは感じない。

背面カメラ 背面カメラは広角48MP+超広角10.5MP+望遠10.8MPの3眼構成だ。フラッシュライトが、新たにHiLightに置き換わっている

 約4800万画素の広角、約1050万画素の超広角、約1080万画素の望遠という3眼構成自体はPixel 10 Pro Foldから変わってはいないが、広角カメラのイメージセンサーが1/2型から1/1.56型に拡大し、光の取り込み量が56%向上しているとのことだ。

 画角も82度から85度へとわずかに広がっている。この変更はPixel 11と同じものだ。超広角と望遠のセンサーは据え置きだが、超解像ズームも、やはりPixel 11と同じく20倍から30倍にアップしている。

超広角(0.5倍)で撮影 超広角(0.5倍)で撮影
1倍で撮影 1倍で撮影
5倍で撮影 5倍で撮影
30倍で撮影 30倍で撮影
2倍で撮影 2倍で撮影
マジックキャプチャーで撮影 マジックキャプチャーで撮影

 マジックキャプチャーは、モーションフォトの進化版のような機能だ。マジックキャプチャーで動画を撮影すると、Pixelが重要な箇所を認識し静止画として切り出してくれる。動画も保存されるので、後から任意の場所を切り出すことも可能だ。

マジックキャプチャー 動きのあるものは、とりあえずマジックキャプチャーで撮影しておくのが基本になるかもしれない。カメラアプリで赤丸のアイコンがマジックキャプチャーモードだ(右)

Qi2.2対応でワイヤレス充電は25Wになるもバッテリー容量は減少

 Pixel 11 Pro Foldは、Pixel 10シリーズから引き続き、Google Pixelsnapマグネット技術に対応している。Pixel 10シリーズはQi2認証で、Pixel 10 Pro Foldのワイヤレス充電は最大15Wだった。

 これがPixel 11シリーズでは全モデルがQi2.2認証となり、Pixel 11 Pro Foldも最大25Wへと引き上げられている。Pixel 10シリーズで25Wに対応していたのはPro XLだけだった。

 どうせケースを装着するのだから、本体にマグネット(Pixelsnap)があるかどうかは重要ではないという考え方もあるだろうが、ワイヤレス充電が速くなるのは素直にうれしい改善点だろう。

 なお、薄型化の影響なのか、バッテリー容量は5015mAhから4806mAhへと減り、公称のバッテリー駆動時間も30時間以上から24時間以上へと短くなっている。ワイヤレス充電高速化の恩恵は、余計に重要なポイントになりそうだ。

Pixelsnap用のマグネット 背面にはPixelsnap用のマグネットが搭載されている

Tensor G6を搭載 ゲームには注意が必要

 Pixel 11 Pro Foldが搭載するSoCはTensor G6だ。Googleによれば、Tensor G5と比べてWebブラウジングが25%高速、アプリの起動が15%向上しているとのことだ。

 メモリは256GBモデル/512GBモデルどちらも16GBで、256GBモデルのみ12GBに減ったPixel 11 Proとは扱いが異なっている。8型の画面を分割して2つのアプリを並べるような使い方をするなら、ここは効いてくる部分だろう。

 なお、試用機ではベンチマーク系のアプリをインストールできなかったため、処理性能を数値で確認することはできていない。

 以前のPixel 10 Pro Foldのレビューでは、性能テストの一環として「原神」をプレイしていた。このため、今回も原神を試してみたのだが、画面表示がおかしなことになってしまった。これはPixel 11 Pro Foldに限った話ではなく、Pixel 11 Proでも同様だったので、原神側かPixel 11シリーズが搭載するTensor G6、あるいはその両方の問題なのだろう。

 なお、もちろん全てのゲームがおかしくなるというわけではなく、「鳴潮」は問題なくプレイできた。

原神 原神はグラフィックスの一部がピンク色になってしまった。Pixel 11 Pro Foldだけでなく、Pixel 11 Proでも同様だ。なお、「鳴潮」では問題がなかった

 ゲームを主目的としてこの製品を選ぶ人は少ないと思うが、せっかくならゲームも楽しみたいと思っている人は、目当てのゲームが問題なくプレイできるか注意した方がいいかもしれない。

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