ディスプレイがないという点を除けば、機能的にはRokid スマートAIグラスと共通点が多い。「Hi Rokid」の呼びかけでAIアシスタントを利用できるのも共通だ。ディスプレイがないため応答は全て音声になるが、一般的な質問に加え「Hi Rokid、目の前にあるのは何?」など内蔵カメラを利用した質問も行える。
一般的なAIアシスタントと同様の質問を行える他、カメラを利用して、「これは何?」という問いかけも可能だ。AIとのやりとりは、アプリ上で確認することもできる(左)。また、AIショートカットを使えば、2本指のタッチパッド長押しで登録しておいた質問を実行できる(右)利用するAIモデルは、ChatGPTとGeminiを選べる。デフォルトでは自動選択だが、どちらかを指定することもできる。今回は自動で試してみたが、こちらの質問意図を比較的素直にくんでくれる印象だ。
カメラは12MP/f2.25で最大4K(3840×2160ピクセル)の撮影に対応し、動画は3K/30fpsまで撮影できる。この仕様もRokid スマートAIグラスと共通だ。アスペクト比の変更やウォーターマークの配置などはアプリからカスタマイズできる。
撮影はテンプルのボタンだけでなく、音声コマンドでも行える。手に何かを持っているときに撮影したい場合などには音声が便利だろう。撮影したデータは、スマートフォンアプリからインポートできる。
以下、撮影した作例をいくつか掲載する。カメラがフレーム左側にあるので、狙った画角に収めるには慣れが必要だ。
撮影中はフレーム右側のインジケーターが点灯する仕様だ。ここをふさいでいると「カメラインジケーターを遮らないでください」とアナウンスされ、撮影ができない。動画の撮影開始後にふさいだ場合も同様のアナウンスが流れ、そのままにしていると撮影が終了する。
撮影していることを周囲に示すための仕組みだが、カメラを常時身に着けて歩くことに変わりはない。配慮は使う側にも求められる。
ディスプレイは搭載していないものの、音声によるナビゲーションは利用可能だ。といっても、内容的にはGoogle マップの音声ナビゲーションと同じものだ。曲がるタイミングなどで「左方向です」などと音声でアナウンスしてくれる。
正直なところ、そこまで便利とは言いづらい。素直に、スマートウォッチなどとも連携できるGoogle マップを利用してもいいだろう。
本製品は、最大76言語のリアルタイム翻訳にも対応する。Rokid スマートAIグラスは89言語だったので、13言語減っている。
とはいえ、日本語はもちろん、英語や中国語など、主要な言語には対応しているので、困ることは少ないだろう。また日本語、英語、中国語簡体、スペイン語、ドイツ語、フランス語に関しては、ネットに接続せずローカルでの翻訳にも対応する。
肝心の翻訳性能だが、精度自体はおおむね問題ない。ただ、Rokid スマートAIグラスのようにディスプレイに表示されるわけではなく、音声での読み上げとなるので、実際の会話に対して少しずつ翻訳が遅れていく。対面での会話など、短い文章のやり取りなら困ることはないと思うが、プレゼンテーションなど長文を聞く側に回るシーンでは使いづらいかもしれない。
スマートフォンの通知も音声で読み上げられる。Gmailも通知してくれるが、読み上げてくれるのは件名のみだ。頻繁に通知があると邪魔だが、通知するアプリは選択することができる。通知そのものをオフにすることも可能だ。
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