ベンチマークテストでパフォーマンスをチェックしよう。CPUコアのパフォーマンスは素晴らしい。CINEBENCH 2024のCPUスコアでは、先代のSnapdragon X Elite(X1E-78-100)搭載機に比べて、マルチコアで約15%、シングルコアで約49%と大幅にスコアアップしている。
CINEBENCH 2026でも、IntelのCore Ultra X7 358H搭載機に対し、マルチコアで約21%、シングルスレッドで約31%と大きな差を付けている。
特に、シングルコア/シングルスレッドの強さは強調できるポイントで、アプリの種類を問わず高いパフォーマンスが期待できる。それを裏付けているのが、PCMark 10 ApplicationsやUL Procyon Benchmark SuitesのEssentialsのスコアだ。PCの基本的な操作をシミュレートするこれらのテストで比較対象を大きくリードしているのは、シングルスレッドの強さが大きく貢献していると思われる。
GPU性能も先代からは大きく向上している。3DMarkのスコアは、Steel Nomad Light、Time Spyともに先代から大幅に向上した。なお、Steel Nomad Lightは先代機テスト時点ではエミュレーション動作であったが、今回はArmネイティブ対応になっている。Time Spyは先代も今回もエミュレーション動作だ。
AI Text GenerationはローカルLLMのテストで、これは主にGPUのAI推論パフォーマンスが反映されている。AI Computer Vision 2.0ではWinML(Windows 11のローカルAIアプリ環境)でのNPUパフォーマンスを計測した。現状比較データがないが、今後は重要な比較対象となるだろう。
OmniBook Ultra 14-kgは、85TOPSのNPUによりCopilot+ PC向けのローカルAI機能が体験できるのはもちろん、約1.27kgのモバイルノートPCとしては圧倒的なパフォーマンスと長時間のバッテリー駆動時間を両立している。PCI Express 5.0対応の高速SSD、色再現性の高い3K有機ELディスプレイも備えるなど、豪華な内容のPCだ。
直販価格は、評価機と同等構成で50万2700円と高価だが、期間限定のセール価格だと34万9800円だ。上記のように豪華な内容だけに、Arm64ネイティブ環境が「常用の主力環境」であると確信できるユーザーであれば、納得できる価格ではあるだろう。
ただ、x86環境になじんできた大多数のユーザーにとっては、やはりArm64システムへの移行はリスク要因になりうる。パフォーマンスにしても「あくまでも限定的なベストケース」という見方になるため、コストパフォーマンスの評価は大きく下がってしまうのは仕方がないところだろう。
3K非光沢OLEDが秀逸! 最新Ryzen AI搭載の14型モバイル「EliteBook X G2a 14 AI PC」を試す
キーボードの中にPCが丸ごとイン! HPが切り開く新ジャンル「キーボード内蔵PC」の使い勝手を徹底検証
HPが新しいビジネスPCを一挙発表 Copilot+ PCを含むAI PCをより拡充
セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい
日本HP、ビジネス製品を限定価格で購入できる会員プログラム「HP Directplus ビジネスプレミアムクラブ」を開始Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.