日本HPの約1kgモバイル「EliteBook X G2i 14」を試す Core Ultra X7 358Hが魅せるパフォーマンスを検証(1/5 ページ)

» 2026年10月06日 12時00分 公開
[鈴木雅暢,ITmedia]

 日本HPから登場したEliteBook X G2i 14 AI PCは、Intelの最新プロセッサ「Core Ultra シリーズ3」(開発コード名:Panther Lake)を搭載したビジネス向けの14型薄型軽量モバイルノートPCだ。

 Core Ultra シリーズ3は、前世代のCore Ultra シリーズ2から構造が大きく刷新されているため、パフォーマンスやバッテリー駆動時間、使い勝手が気になるところだ。

 今回はCore Ultra X7 358Hを搭載する最上位構成の評価機を入手できたため、旧世代機やAMDプロセッサ搭載機との性能比較も含めて検証していこう。

日本HPの「EliteBook X G2i 14 AI PC」は、Intelの最新プロセッサを採用した14型薄型軽量モバイルノートPCだ。今回はCore Ultra X7 358Hを搭載した評価機を検証する

Intelの最新プロセッサ「Core Ultra シリーズ3」を採用

 まずは評価機の基本スペックをチェックしよう。CPUはIntelのCore Ultra X7 358Hだ。2026年1月に発表されたモバイルPC向けCore Ultra シリーズ3(開発コード名:Panther Lake)の上位モデルであり、16基のCPUコア、12基のGPUコア(Arc B390 Graphics)、最大50TOPSのNPUコアが統合されている。

 CPUコアの構成は、性能重視のPコアが4基、電力効率重視のEコアが8基、省電力なLPEコアが4基の計16コアで、Pコアの最大ブースト周波数は4.8GHzだ。

 Pコア(Cougar Cove)やEコア(Darkmont)の改良に加え、CPUタイルのメモリサイドキャッシュ採用やIntel 18Aプロセスルールの導入など、先代からの進化点は大きい。

 メモリはLPDDR5X規格のものを32GB搭載する。全てオンボード実装のため、増設や交換はできない仕様だ。ストレージには1TBのNVMe SSDを採用している。

CPUにはIntelのCore Ultra X7 358Hを搭載している。コア構成は性能重視のPコア4基、電力効率重視のEコア8基、省電力なLPEコア4基の計16コアで、Pコアの最大ブースト周波数は4.8GHzだ
Core Ultra X7 358Hは、新アーキテクチャのXe3コアを12基備えた高性能グラフィックス「Arc B390 Graphics」が統合されている
ストレージには1TBのSSDを搭載。評価機にはSK hynix製のPCIe 4.0x4対応SSDが採用されていた
CrystalDiskMark 9の計測結果。PCIe 4.0x4対応SSDとして上位クラスの良好なスコアを示している

非光沢の2K有機ELディスプレイを採用

 画面サイズは14型で、1920×1200ピクセルの非光沢有機ELディスプレイ(OLED)を搭載する。有機ELは素子自体が発光するため、色再現性に優れ、繊細な階調表現も得意だ。最大輝度は300ニトとなっている。

 なお、先行レビューしたAMDプロセッサ搭載モデル(EliteBook X G2a 14 AI PC)は、最大輝度が500ニト、表示解像度は2880×1600ピクセルだった。本シリーズのラインアップには、同等の高スペックパネルを備えたバリエーションモデル(Core Ultra 7 356H搭載機)も用意されている。

14型(1920×1200ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載している。輝度は300ニトで、表面は映り込みを抑えた非光沢仕上げだ。ディスプレイは180度近くまで開く
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