ミログは8月17日、Androidアプリ「FriendApp」の利用者から集計した、Androidアプリの利用動向を公開した。調査では、男性より女性の方がアプリを頻繁に起動する傾向や、アプリの中で最も頻繁に起動しているのがブラウザであることなどが分かった。
FriendAppは、ユーザー同士が自分の利用しているアプリの情報をシェアできるサービス。同社は、情報の収集を許可したFriendAppユーザーの端末約8万台を調査し、13万6705種類のアプリ情報を得たとしている。ただし、アプリの起動履歴を収集したのはこのうちの一部で、端末の台数は非公表。調査期間は4月1日〜8月16日まで。
調査結果によると、アプリの中で最も頻繁に起動されているのはAndroid標準の「Browser(ブラウザ)」。同アプリはユーザー平均で1日あたり4.49回起動している。そのほか、起動回数の上位10アプリのほとんどはAndroid標準のアプリ、Google提供アプリが占めた。それ以外のアプリとしては、「Facebook」が8位、「Twitter」が10位と、ソーシャルサービスの代表格が入った。
順位 | アプリ名 | 1日あたりの起動回数平均 |
---|---|---|
1 | Browser(ブラウザ) | 4.49 |
2 | 電話 | 2.79 |
3 | Contacts(電話帳) | 1.53 |
4 | Market(アンドロイドマーケット) | 1.00 |
5 | 設定 | 0.99 |
6 | Google Search(Google検索) | 0.94 |
7 | YouTube | 0.52 |
8 | 0.47 | |
9 | Gmail | 0.45 |
10 | 0.41 | |
11 | Messaging(メッセージ) | 0.40 |
12 | Maps(地図) | 0.33 |
13 | Gallery(ギャラリー) | 0.31 |
14 | Calendar(カレンダー) | 0.19 |
FriendAppでは、ユーザーが利用開始時に性別を指定、もしくはSNSからプロフィールをインポートできる。こうした設定を元に、男女の利用傾向の違いも調査した。
男女間で傾向が異なったのがアプリの起動頻度だ。1日あたりのアプリ起動回数は、男性の平均が52回なのに対し、女性の平均が71回と約1.4倍多いことが分かった。一方、1日に起動するアプリの種類は男性が17.8種類、女性が18.5種類と、ほぼ同じ水準となっている。このほか、端末にインストールされているアプリの種類を分析することで、90%の精度でユーザーの性別を推測できるという。
同社は今後もFriendAppを活用してAndroid端末のアプリ情報解析に取り組み、同分野で世界一を目指す考え。
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