キスの感触をデータ化、遠くのパートナーに送れる――「Kissenger」海外モバイルニュースピックアップ

» 2012年07月26日 23時24分 公開
[中野恵美子,ITmedia]

キスの感触をデータ化、遠くのパートナーに送れる――「Kissenger」

 遠距離恋愛の強力な助っ人(?)「Kissenger」が登場した

 Kissengerは、メッセージならぬキスを運ぶガジェット。シリコンの唇を持つロボットで、ユーザーがキスすると、そのデータがパートナーのKissenger側に送信されるという。

 “何だそりゃ”と思うかもしれないが、シンガポール国立大学のHooman Samani教授によるれっきとしたプロジェクトの1つ。ロボットをノートPCに接続してシリコンの唇にキスすると、その圧力や力加減の情報が相手側に送信され、パートナーのロボットで情報が再現される――という仕組みだ。

Photo こいつにキスするのに勇気がいる……

 貯金箱風なロボットは、よくいえば“キモかわいい”感じか……。もうちょっと、どうにかなって、お値段も安価であれば、遠距離恋愛中の人にウケるプレゼント商品になりそうではある。が、遠隔キスは愛を深められるのだろうか?

なんでスマホに話しかける必要があるのか――クリストファー・ノーラン監督

 テクノロジー嫌いを自認するクリストファー・ノーラン監督(「ダークナイト ライジング」の監督)は、携帯電話もメールアドレスも持っていないそうだ

 ワーナー・ブラザーズが氏のオフィス用にアドレスを割り当てたところ、ご本人がそのことに気づいたのは2、3年後。ようやくチェックしてみると、何千ものメールが届いており、中には重要な人々からのメールもあったそうだ。

 それらを無視した形のノーラン氏は、チャットやメールによるコミュニケーションには否定的だ。どうしても一方通行になり、対面して意見を交換し合う真のコミュニケーションほど、効率が良くないからだという。また、電話連絡する必要が生じても、常に周囲にケータイを持った人がいるという仕事環境なので、特に持つ必要性を感じないようだ。

 ちなみに、Siriの機能について説明すると、「なんでスマートフォンに話しかける必要があるのか」と、当惑した様子だったそうだ。

乳がん診断に役立つiPhoneアプリ、開発者は17歳

 乳がんの診断に役立つiPhoneアプリを考案した17歳の少女が、Googleサイエンスフェアグランプリ受賞した

 Brittany Wengerさんが考案したのは、「乳がんのためのグローバル ニューラル ネットワーク クラウド サービス」というもので、穿刺吸引による診断結果を評価する際に医師を支援するサービス。アプリ上で細胞の大きさや形などの情報を入力すると、ウィスコンシン大学が収集した穿刺吸引のデータを活用するニューラルネットワークにより、診断が行われるという。乳がんの発見率は99%強と高く、今後の活用が期待されている。

足を認証に使う技術、カーネギー・メロン大が開発中

 カーネギー・メロン大学の研究者たちが、足を認証に利用する技術を開発している

 研究者たちは先頃、カナダのAutonomous IDという企業と提携し、足の動きをモニターするため、靴のかかとに設置するセンサーシステムの開発を開始するラボを開設したそうだ。

 Autonomous IDは2009年から「BioSole」という名のデバイスを開発しており、伝えられるところによれば、これは99%という高い確率で、ユーザーを3歩以内で特定できるという。新しいラボではBioSoleをセキュリティ用ツールとして更なる開発を続けるほか、糖尿病、パーキンソン病などの発症を特定する、といった可能性についても研究も行う。実用化の時期は不明だが、入手可能になれば、かなりの注目を集めそうだ。

ホテルの滞在がより快適に――Holiday Innの特製スマホアプリ

 ロンドンオリンピックのアリーナ近くにあるストラトフォードシティのHoliday Innが、Samsung Galaxy S IIIユーザーのみを対象としたサービスを開始したそうだ。

 Galaxy S III向けの特製アプリをダウンロードすると、試合のスケジュールや結果がチェックできるほか、Olympic Newsletterにもアクセスできる。また、室内のテレビや空調、照明などのコントロールをスマートフォンから行えるようになるという。

 ルームサービスを呼んだり、チェックイン、チェックアウトの手続きを部屋で行えるなど、盛りだくさんな機能を用意しているが、Galaxy S IIIのみの対応であるだけでなく、ストラトフォードのHoliday Innでしか使えない、という難点がある。

 アプリの開発にSamsungが関わっているため、使える端末に制限があるのは仕方ないが、ごく一部の人しか使えないのは残念だ。

出るか、出ないかiPad mini

 Appleは既にiPad miniを発表しているようなものだよ、という内容の記事を、Pocket-lintが掲載している。

 今回の決算発表で、何度も教育市場に言及したことなどが根拠して挙がっている。iPadは決して安価な商品ではないが、ラップトップよりは安く、既に教育市場で広く採用されている。さらに安価でサイズの小さいiPad miniは、子どもの手のサイズに最適であり、Appleはさらに市場を拡大できる――というのだ。

 また、幼い頃からApple製品に触れてもらうことで、将来の潜在的顧客層を広げることもできる、という。以前、iPad miniに対しては「既存の商品を小型にして値下げし、何ら新しい所もない焼き直し的商品なんて……」という批判があることをご紹介したが、教育市場では教師とのコミュニケーションのため、児童にiPodを配布している学校もあるほどなので、ニーズはありそうだ。

 「小さなiPad」あるいは「大きめなiPhone/iPod」という位置づけの製品は、従来のiPadユーザー以外の顧客層を狙ったもの――というこの推理が当たっているかどうかは、まもなく分かることだろう。

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