サイト変換ソリューションの開発で知られるシンメトリックが、PCサイトの資産を活用してスマートフォンやタブレット端末向けのサイトを構築するソリューション「GeneCode」(ジーンコード)を開発した。11月20日の発売を予定しており、発売にさきがけて10月24日から26日にかけて開催される「第2回スマートフォン&モバイルEXPO秋」(幕張メッセ)の同社ブースで披露する。
ジーンコードは、PCサイトを展開している企業が、そのコンテンツ資産を生かしてスマートフォンやタブレット端末向けのサイトを展開できるようにするサービス。モバイル向けサイトの構築にあたっては、テンプレートを作成するための「ジーンコードビルダー」が提供され、既存のPCサイトから直感的な操作でモバイルサイトに必要なコンテンツを取得できるという。また、スマートフォンに最適化したUIを容易に構築できるパーツも多数用意される。
いったんモバイル端末向けサイトを構築すれば、あとはこれまで通りにPCサイトを運用するだけで変更部分がモバイルサイトに適用されるため、運用の手間を軽減することが可能。また、標準技術のサーバサイドJavaScriptを採用していることから、特殊な技術を学ぶことなく利用できるという。
ほかにも、画像変換の際にWi-Fi回線利用時とケータイキャリア回線利用時で容量を調整する機能や、PC画像のサイズ変換機能、端末情報自動収集機能、CSS変換機能などが用意される。
サービス開始当初はサーバインストール型の製品を提供し、来春をめどにASPサービスを提供する予定。価格はジーンコードサーバの初期費用が15万円/サーバ台数で、基本サーバの年間ライセンス料が120万円(1台・1OS)。追加サーバの年間ライセンス料が30万円(1台・1OS)。
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