エントリーから面接、採用までをiPadで――。iPadを使った業務効率化に取り組んでいるソフトバンクが、新卒や中途の人材採用にもiPadを使い始めた。同社では、採用時のエントリーから内定に至るまでの全ての情報をデータベースで一元管理しており、情報を入力し、閲覧するためのデバイスとしてiPadを活用しているという。
応募者がWebから学歴・職歴などの情報や顔写真を登録すると、登録データを元にデジタル化された履歴書が生成される。この履歴書に面接評価シートなどのデータがひもづけられ、面接官や採用担当者はiPadを通じてデータを確認できるようになる。
面接時にもiPadを活用する。面接でiPadを利用するにあたってソフトバンクでは、これまで行ってきたあらゆる面接の評価やコメントをデータベース化し、それを元に評価軸を作成。面接官はタップ操作で評価を記録でき、より面接に集中できるようになったという。また、現場からは「評価基準が統一され、面接の質が向上した」という声が挙がっているそうだ。
「面接は担当部門のマネジャークラスのスタッフが行うことが多いが、彼らは面接のプロというわけではなく、評価の仕方は人によってバラバラだった。デジタル化することで、面接の質が統一された」(ソフトバンクモバイル 法人モバイルソリューション統括部の杉田弘明氏)
紙の履歴書を扱っていたときに比べて管理の手間が軽減され、セキュリティ面の課題も解決したと杉田氏。さらに、これまで消費していた2万2000枚の紙がiPadを使うことで不要になり、ペーパーレス化にも大きく貢献したという。
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