「Kindle Fire」でAndroidタブレット市場に参入したAmazonが、2013年にはスマートフォンを投入するかもしれない。iPhoneなどの受託生産で知られる中国のFoxconnがAmazonから契約を獲得したと台湾メディアが報じている。
台湾のTaiwan Economic Newsが12月14日付けで報じたところによると、Amazonは2013年第2四半期〜第3四半期に自社スマートフォンを発表する計画で、それに向けてFoxconnと独占契約を結んだと業界筋が話しているという。AmazonはKindle Fireと同様、スマートフォンでも低価格戦略を展開するとみられ、記事ではAmazonのスマートフォンの販売価格を「100〜200ドル」と予想している。製造・出荷は初年度で500万台を計画しているという。
電子書籍、音楽、アプリなどの電子コンテンツを揃えるAmazonはスマートデバイスを、コンテンツビジネスを推進するための安価なハードウェアと位置付けており、通常のモバイル端末メーカーのようなハードウェアで収益を得るのとは異なるビジネスモデルを描いている。200ドルを切ったKindle Fireは米国で人気を博しており、Androidタブレット市場を拡大したといわれている。
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