電力会社を変更する可能性についての問いには95.4%の消費者が「可能性あり」と答えている。さらに、電力会社変更の決め手としては「電気料金の低減」が圧倒的に多い回答率となった。次いで、「料金プランの分かりやすさ・豊富さ」「サポート・アフターサービス」「ポイント提携サービス」「契約が簡単」などの項目が挙がっている(図5)。
電力小売り自由化後の料金メニューについて、「電力とガスの一括支払い」を求める消費者は85.0%に達している。電力とガス一括支払いを希望する理由としては「安さ」が76.6%と多くを占めたが、「手続きや契約内容変更の一括化」(18.1%)や「ガスや請求書の一括化」(15.0%)についても高い回答比率となっている(図6)。
電力完全自由化に向けては、東京ガス(関連記事)や大阪ガス(関連記事)が電力小売りへ直接参入することを発表しており、電力とガスのセット割引などを展開する計画を示している。また、電力会社が域外のガス会社と連携するケースも増えており、ニーズの高い「電力とガスのセット引き」需要取り込みへの動きが広がっている。
新電力40社が小売電気事業者の審査を通過、料金を決めて営業開始へ
基本料金を安くする対策 「契約電力を下げる」
ガスの小売全面自由化は2017年4月、電力とセット販売が可能にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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