大阪で見る太陽光発電の最前線、低圧81kWのシステムが1040万円

太陽光発電システムなどの新製品をLooopが見せた。2016年9月7〜9日の期間、インテックス大阪で開催中の「関西PV EXPO 2016 第4回関西太陽電池展」だ。目玉は4つある。「MY発電所キット」シリーズの低圧契約向け新製品と、49.5kW品を加えた分散設置型高圧タイプのパワーコンディショナー、低圧向けを充実させたO&Mサービス「まもるーぷ」、それに家庭向けの「Looop Home」だ。

» 2016年09月07日 13時00分 公開
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 遊休地に手堅く小規模な太陽光発電システムを導入したい。大規模太陽光発電所のコスト削減と売電量の最大化を目指したい。導入後に上手に管理したい。自宅の屋根に載せて電気料金を節約したい。このようなニーズに応えるのが「関西PV EXPO 2016 第4回関西太陽電池展」(2016年9月7〜9日、インテックス大阪)のLooopブースだ。

 太陽光発電システムの開発・販売・管理運営に一貫して取り組むLooopは、大きく4種類の製品、サービスを展示した(図1)。いずれも新製品や新サービスを打ち出したもの。

図1 関西PV EXPO 2016のLooopブース

 DIY感覚で太陽光発電システムを組み立てることが可能な「MY発電所キット」シリーズでは、低圧向けの新製品「MY発電所キット80シリーズ」「同50シリーズ」を見せた(図2)。

図2 低圧向けの「MY発電所キット」新製品

 Looopオリジナルのパワーコンディショナー(パワコン)では、ますますニーズが高まる高圧発電所向けの分散設置品を強化した。定格出力49.5kW品を加え、現場の土地形状や設置ケーブル長に合わせて柔軟な選択が可能になった。

 太陽光発電所向けのO&M(保守、メンテナンス)サービスでは、「まもるーぷ」低圧タイプが注目だ。サービス・料金体系がより分かりやすくなった。

 住宅用太陽光発電システム「Looop Home」は、1kW当たりの単価が割安であることに加えて耐久性もある。両面ガラス構造の新型太陽電池モジュール「NEXTOUGH(ネクスタフ)」を搭載した。

実績の「MY発電所キット」をさらに魅力的に

 「MY発電所キット」は価格性能比に魅力があり、信頼も獲得している。これまで全国47都道府県全てで導入が進んでおり、1615件の販売実績を誇る。

 関西PV EXPO 2016では、新FIT時代に合わせてさらに進化した新製品を2つ見せた。50kW未満の低圧契約で、最大の発電量を目指したいユーザー向けの「MY発電所キット80シリーズ」は、270Wの太陽電池を300枚用い、容量を81kWとした製品。太陽光が少ない朝夕の発電量を稼ぐことで、1日当たりの総発電量を最大化できる。

 価格は1040万円(税別)から。必要な部材と機器を全て含んでおり、太陽電池モジュールと、架台、パワコン、分電盤をセットにした。

 MY発電所キット80シリーズは、設置のために1100平方メートル以上の土地が必要だ。そこで、設置面積を750平方メートル以上に抑えた製品「MY発電所キット50シリーズ」を新たに投入した。価格は700万円(税別)から。

 両シリーズは、今回初めて基本キットに低コスト、ハイパフォーマンスをうたうデルタ電子製のパワコンを採用するなど、「従来モデルと比べて部材の見直しを行い大幅なコストダウンを実現した」(Looop)という(図3)。基本3部材は全て10年の自然災害保険と10年以上の製品保証が付くため、信頼性はより高まっている。

図3 デルタ電子のパワコンを採用

 さらに基本キットの構成のうち、使用環境や予算に合わせて、太陽電池モジュールやパワコンの組み合わせを選択できるようにした。標準構成の場合、太陽電池モジュールとして、Looopの多結晶シリコンパネル(1枚の最大出力270W)を用いる。選択肢は、同単結晶シリコンパネル(280W)や耐久性に優れたNEXTOUGH多結晶シリコンパネル(260W)、NEXTOUGH単結晶シリコンパネル(280W)を合わせた4種類。

 パワコンはデルタ電子(単相9.9kW)を含め、安川電機(三相9.9kW)、田淵電機(三相9.9kW)の3種類から選択できる。

「コストの軽減」「売電の最大化」を両立した分散設置型高圧タイプのパワコン

 展示会ブースではLooopオリジナルのパワコンも見せた。いずれも高圧タイプ。定格出力33.3kWの「LP-P33KSG」(74万8000円、税別)に加え新製品として、同49.5kWの「LP-P49KSG」(同98万円)を並べた(図4)。

図4 Looopオリジナルのパワコン

 両機種とも産業用パワコンでトップクラスの高い変換効率(P33KSGは98.30%、P49KSGは98.90%)を実現。Looopの発電監視装置「みえるーぷ」との連携でストリング監視を標準搭載するなど、コストダウンを実現しながら高い性能と信頼性を兼ね備えている。

 高圧契約の発電所に分散設置することで、万一故障が発生した際も発電、売電機会の損失を最小限に食い止めることができる。同社は「ラインアップを増やすことで、発電所の形状や設置レイアウトによって、使いやすい方を選んでいただければ」とアピールした。

低圧の魅力が増した「まもるーぷ」

 従来の「まもるーぷ低圧タイプ」は、補償サービスの料金が地域ごとに異なっていた。そこで、新しく監視、保守・点検、補償を一本化したオールインワンサービスにまとめ上げ、料金を一本化した。

 ポイントは5つある。「無償提供」(発電量遠隔監視システム「みえるーぷ」を無償提供)と、「見守り」(遠くの発電所をユーザーに代わって見守る)、「定期点検」(定期点検により安定した発電品質を実現)、「駆け付け」(万一障害が発生してもスタッフが即座に現場に駆け付け早期復旧を実現)、「補償」(自然災害や賠償リスクなどのトラブルに補償で備える)。包括的に発電所を守る形だ(図5)。

図5 管理・運営サービスを導入しなかった場合、20年間で300万円程度の損失が起こる可能性が高い

 コストダウンを図った結果、低圧1区画当たりの料金は、全国一律で初年度23万円、2年目以降16万円。料金体系をシンプルにすることで、より導入しやすくなった。O&Mサービスの重要度が増している中で、「まもるーぷ」のコーナーでは実際に被害にあった太陽光パネルを展示した他、傷害対応事例を紹介している(図6)。

図6 自然災害(飛び石)によって破損した太陽電池モジュール

30年保証のパネルを住宅に

 一般住宅の屋根に設置できる「Looop Home」は、1kW当たりの価格が19万8000円と魅力的だ(図7)。

図7 Looop Homeの設置イメージ

 構成部材を根本的に見直すことで低価格を実現しただけではない。次世代の耐久性を目指した太陽電池モジュール「NEXTOUGH(ネクスタフ)」を採用し、30年の出力保証を付けた。重塩害地域や、激しい積雪などの厳しい住宅環境下でも耐えられる最高クラスの耐久性と長寿命を実現している。

 住宅に設置する場合、どの程度、電気料金を節約できるのかが気になる。そこで、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を標準搭載し、電気の「みえる化」で電力を無駄なく使う助けとした。

 「Looop Home プレミアム買取キャンペーン」を利用すると、さらに有利になる。購入者を対象に、売電開始から1年間、FIT価格に10円のプレミアムを付けて余剰電力をLooopでんきが買い取るからだ。キャンペーン期間中(申し込み期間2016年12月31日)は、通常1kW当たり33円の売電価格が、10円上がり、43円になる(北陸電力、四国電力、沖縄電力の管内を除く)。

 この他、「みえるーぷ」のコーナーでは、iPadを使って実際の管理画面を来場者に紹介するなどの取り組みを見せた(図8)。

図8 iPadを用いた「みえるーぷ」のデモ

 Looopは全国で代理店を積極的に募集している。加盟金は不要で、電気工事免許の資格が無くても加盟できるといった特徴を紹介した。

 ブース入り口近くのステージでは「MY発電所キット」「まもるーぷ」「みえるーぷ」「Looop Home」など製品、サービスの説明を実施中だ(図9)。

図9 ブース内のステージでは同社の製品・サービスを説明

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提供:株式会社Looop
アイティメディア営業企画/制作:スマートジャパン 編集部/掲載内容有効期限:2016年9月30日

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