52kWの太陽光発電所が798万円――Looopの新エントリーモデル「MY発電所キット52」

太陽光発電システムの初期投資を抑えたい、という要望に応えた新製品がLooopから登場した。エントリーモデルとして新たにラインアップされた「MY発電所キット52」は、50kWタイプで798万円と大幅に初期導入コストを抑えている。

» 2015年09月01日 10時00分 公開
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 「太陽光発電に興味があるが高額な初期投資が心配」「狭い土地でも大出力設備を安価に設置したい」……このようなニーズに応える太陽光発電システムが登場した。

 太陽光発電の開発・販売・施工・メンテナンスなどを行うLooopが、DIY感覚で太陽光発電システムを組み立てられる「MY発電所キット」シリーズに、エントリーモデル「MY発電所キット52」を新たにラインアップする。

 新製品は初期導入コストを抑えたいという要望に応えた販売価格を設定。省スペースへの対応や、各種保険を手厚くし、さらに発電監視量の遠隔監視システム「みえるーぷ」本体(サービス利用料、工事費、配送料別途)を無償提供するなどのサービス面を充実している。

 MY発電所キットは、ソーラーパネル、国産メーカーのパワーコンディショナ(パワコン)、オリジナル組み立て式架台、国産ソーラー分電盤、ケーブルなどの電材をオールインパッケージで提供するキットシステム。

 同社の持つ部材調達力を生かして、高品質でありながら業界最安値クラスの低コストで太陽光発電所の設備一式をそろえることができる。自分で設置できるように丁寧な解説マニュアルを同封するなど施工性を高めている。さらに経済産業省と電力会社への申請方法もサポートしている。

 この他、設置を予定している土地の形状に合わせてパネルの柔軟な設置レイアウトをとることも可能だ。こうした特徴が「初期コストを抑えたい」「早期に投資回収をして利回りをよくしたい」などの事業者に評価され、2015年7月時点で野立て太陽光発電システムでは国内トップクラスの1317件の販売実績を誇る。優れたコストパフォーマンスや手厚い保証制度により顧客満足度も高い。

52kWタイプで798万円

 Looopは、エントリーモデル「MY発電所キット12」、ハイパフォーマンス・エントリーモデル「MY所発電キット15」の他、低圧契約で最大の発電量を目指した多結晶高出力キット「MY発電所キット76」、低圧ラインアップの中で最大の発電量を誇る「MY発電所キット81」、国産CISソーラーパネルを採用し高温環境下での出力低下を抑えることができる「MY発電所キット68CIS」など、顧客のニーズに合わせて製品をリリースしてきた。

 このうち、今回新製品としてエントリーモデルMY発電所キット12と同15の後継のモデルとして、MY発電所キット52を発売する。新製品は52kWタイプとして販売価格を798万円(税別)、kW単価15万3460円とし、大幅に初期導入コストを抑えた。

 投資回収期間は約5年を見込んでいる。図1に収益のシミュレーションの一例を示す。

図1 MY発電所キット52の累積売電収入(青)とシステム構築費用の総額(赤)

 MY発電所キットとしては初めて4段架台(図2)を新製品に採用し、省スペース化を図ることが可能となった(推奨設置面積は約800m2から)。これにより土地探しの難易度を下げることができる。さらに、ソーラーパネルの25年出力保証に加え、発電所保険として自然災害保険と盗難保険を10年間(現行は1年間)に延長するなど、保証を手厚くした(売電利益補償もオプションで提供)。

図2 架台の段数を4段にすることで省スペース化を実現(製品イメージ)

 加えてこれまで「メガソーラーキット」に採用していた発電監視装置「みえるーぷ」を低圧キットでは初めて無償提供する。「みえるーぷ」は最大20台のパワコンに対応する高機能の遠隔監視システム。

 日々の発電量のチェックをはじめ、売電状況の確認などを発電所単位、パワコン単位、ストリング単位(一部のパワコンのみ対応)で表示可能だ。グラフ表示とデータ表示で確認することができる。PC、タブレット、スマートフォンでいつでもどこででも発電量をチェック可能だ。

 データセンターまでの通信網の回線工事が不要なため、屋外・遠隔地の発電設備の監視システムの設置が容易になる。クラウドベースサービスのため、常に改善を続けビッグデータを用いた監視制度の向上など能力アップも可能。パワコンから取得できるアラートメッセージをメールやWeb表示で確認し、万が一のトラブルにいち早く気付き対応できる。

 なお、MY発電所キット52の構成は多結晶パネル(260W)200枚、4段5列架台10台、パワコン(田淵電機製)などとなっている。

太陽光発電市場の活性化を目指して

 新製品の発売についてLooopでは、「このところ増えてきた『初期投資の負担をできるだけ軽減したい』『より狭い場所に設置したい』などの要望に応えた」としている。

 固定価格買取制度(FIT)の買取価格の下落に伴い、国内の太陽光発電事業への参入や拡大への機運が下がり気味だ。その中で同社では、初期コスト面で導入しやすい商品をラインアップすることで、幅広いユーザーに太陽光発電に興味を持ってもらうきっかけ作りを行い、再度市場の活性化を目指している(図3)。

図3 概算工事費を含んだ収益シミュレーション

 さらに同社は、製品の提供、施工工事、メンテナンスだけでなく、さまざまな理由からまだ太陽光設備の設置ができていない事業者の課題をサポートする体制を整えている。

 資金の工面、融資を受けるのが厳しい、法令などの知見がない、近隣住人の反対がある、事業の引き継ぎ先がうまく探せないなどの課題に対して的確なアドバイスを行うなど、太陽光発電事業に向けた総合的なサービス体制を構築し、幅広いニーズに対応する構えだ。

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提供:株式会社Looop
アイティメディア営業企画/制作:スマートジャパン 編集部/掲載内容有効期限:2015年9月30日

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