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» 2014年03月31日 10時00分 UPDATE

発電量確保に欠かせない「みえるーぷ」、遠隔監視機能が続々増える

メガソーラーはもちろん、ミドルソーラーであっても、日々の発電量確保は欠かせない。金銭的な損失は言うまでもなく、異常を放っておくと状況が悪化する恐れもある。そのためには発電情報を刻一刻と監視し、異常を見つけ出してくれる「助っ人」が必要だ。Looopの発電量遠隔監視サービス「みえるーぷ」を導入すると、遠隔地から発電所の発電状況が分かるようになる。2014年5月から順次、みえるーぷの機能を既存のユーザーにも提供していく。

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 太陽光発電システム「MY発電所キット」を販売するLooopは、発電所完成後に役立つサービス「みえるーぷ」を提供している。既に「メガソーラーキット」には標準でみえるーぷが付属しており、発電所の異常監視に役立っている。

 遠隔監視サービスは太陽光発電所の規模を問わず必要な機能だ。メガソーラーであれば、1日発電が停止すると約10万円の損失が発生する。ミドルソーラーにも必要だ。

 「当社以外の太陽光発電システムを運用している新潟県のユーザーがみえるーぷを導入したところ、2014年3月に異常が見つかった。1つ10kWの発電所を8つ運用しており、そのうち1つのストリング*1)の出力がおかしかった」(Looop)。図1はそのユーザーの状況を表示したみえるーぷの画面だ。「String36」の発電量が他のストリングの発電量の変化とは全く異なっており、異常が一目で分かる。

*1) ストリングとは太陽電池モジュール(パネル)を直列に数枚〜十数枚つないだもの。ストリング単位、または複数のストリングを接続箱や集電盤でまとめた後にパワーコンディショナーと接続する。

yh20140331Looop9_trouble_590px.jpg 図1 みえるーぷがストリング単位で異常を検知した画面

太陽電池のそばに設置する

 このような機能を実現するみえるーぷは、約12cm角の本体と通信機器、クラウドサーバから成り立っている。

 図2にみえるーぷの外観を示す。MY発電所キット用の支柱に30cm四方程度のボックスを取り付け、その内部に収納したところだ。ボックスには100〜240V(3W)の電力を供給する必要がある。

yh20140331Looop9_box_590px.jpg 図2 みえるーぷの本体を設置したところ

 図3はみえるーぷのサービス全体を表している。左側の発電所は5つのパワーコンディショナー(PCS)を使っており、それぞれに5つのストリングが接続されている。みえるーぷは最大20台までのパワーコンディショナーを管理できる。

 パワーコンディショナー1とみえるーぷは有線(RS-485)で接続されており、パワーコンディショナー1から発電量情報を一定間隔ごとに受け取る。その後、情報をクラウドサーバに送信、ユーザーがクラウドサーバにWebブラウザなどでアクセスすることにより、遠隔監視サービスとして完結する。後ほど紹介するメールによる情報提供も描かれている。

yh20140331Looop9_structure_590px.jpg 図3 みえるーぷのシステム構成

2014年5月からリニューアル

 Looopは2014年5月からみえるーぷのリニューアルを開始する。より使いやすくなり、機能が増える形だ。クラウド対応のサービスであるため、5月以降もユーザーの要望に応じて機能を追加していく予定だ。

 同時に価格を従来の29万8000円(税込)から24万8000円(税別)に変更する。いずれも工事費と部材費、送料は別料金だ。みえるーぷは3G回線などを利用して無線でクラウドサーバにデータを送る。このため、システム利用料金が必要だ(年間2万5000円、税別、通信費込)。

 今回は主に4点の機能を追加する*2)。1点目が冒頭で紹介した事例などで役立つ「アラート表示機能」だ。緊急対応が必要な状況を検知した場合、ユーザーごとのWeb画面の上部にオレンジ色の枠で警告を表示する(図4)。同時にユーザーへ同じ内容のメールを送る。ユーザーがいち早くアクションを取ることが可能になり、障害対応がより早くなるだろう。

 図4では複数の発電所の発電量を合計表示している。これも新機能だ。

*2) この他にも改善点が幾つかある。複数の発電所を運営していても、1回のログイン操作で全ての情報を監視できるように改善を加えた。発電量をグラフではなく数値として表示する機能も追加した。2014年5月以降には、データファイルをCSV形式で出力する機能も追加する予定だ。

yh20140331Looop9_alert_590px.jpg 図4 アラート表示の一例

 2点目が複数のパワーコンディショナーの出力を比較する画面を新たに設けたことだ(図5)。同一の太陽光発電所で複数のパワーコンディショナーを設置しており、そのうち1つだけ出力が低いなら異常が考えられる。ある期間の間ずっと出力が低いのであれば影などの影響が考えられる。

yh20140331Looop9_PCSgroup_590px.jpg 図5 パワーコンディショナーの出力を並べて表示したところ。異常を見つけ出しやすい

 3点目がストリング監視機能だ。冒頭の例でもストリング監視機能を使っている。2014年4月以降に提供を開始する別売の「みえるーぷストリングオプション」(価格未定)を導入することで利用できるようになる*3)

*3) 田淵電機のパワーコンディショナーを利用している場合は、同オプションは不要。なお、みえるーぷは5社のパワーコンディショナーに対応している。低圧では田淵電機の他、安川電機と新電元工業、高圧では東芝三菱産業システムとヒロセーだ。

 4点目として日射計(図6、2万8000円、税別)と温度計(同2万円)をオプションで追加できるようにした。ただし、田淵電機のパワーコンディショナーには別途トランスデューサー(変換器)を接続する必要がある。日射量の情報と温度情報を発電量情報と組み合わせることで、出力低下の理由をより見つけやすくなる。

 みえるーぷについては「2014年4月以降にこれらの情報を利用した管理・運営(O&M)サービスを立ち上げる予定だ」「発電量データに基づいて、発電所の出力を高めるアドバイスサービスも開始したい。例えば、太陽電池モジュールの設置角度を変えるといったアドバイスがあり得る」(Looop)。

yh20140331Looop9_meter_400px.jpg 図6 日射計の外観。太陽電池モジュールを載せる架台の上端部に取り付けたところ

さまざまな規模の太陽光発電所に向く

 パワーコンディショナー単位の監視機能とストリング単位の監視機能を別々に用意した理由は何だろうか。メガソーラーにもミドルソーラーにも1つのサービスで対応するためである。

 メガソーラーは数千枚の太陽電池モジュール(パネル)を例えば2台のパワーコンディショナーに接続して運営する場合がある。もしもパワーコンディショナー単位の情報しか得られなければ、メガソーラーの異常検知は難しい。ストリング単位の監視機能が必要不可欠だ。逆に出力数10kWのミドルソーラーを多数運営しているときは、ミドルソーラーの数だけパワーコンディショナーを設置している。パワーコンディショナー単位の監視機能が便利だ。もちろん、ミドルソーラーであってもストリング単位の監視によって、より監視の精度を高めることができる。

 このことからも分かるように、みえるーぷのサービスはメガソーラーのユーザーにもミドルソーラーのユーザーにも役立つ。メガソーラーのユーザーにとってはミドルソーラー用と同程度の安価な料金設定がうれしい。ミドルソーラーのユーザーはメガソーラー向けの高度な機能をそのまま利用できる点にメリットがある。


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提供:株式会社Looop
アイティメディア営業企画/制作:スマートジャパン 編集部/掲載内容有効期限:2014年4月30日

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