東電、ガス料金プラン発表 サービスで東京ガスと差別化か電力供給サービス(2/2 ページ)

» 2017年05月10日 07時00分 公開
[庄司智昭スマートジャパン]
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都市ガス事業プラットフォームの提供へ

 東電EPが目指す「2019年度中の100万軒相当」は、提携する日本瓦斯(以下、ニチガス)の顧客数と合わせた数字となる。両社は2017年4月から、家庭向けに販売する都市ガス(13A)について、東電EPからニチガスへ卸供給を行う基本契約を締結した。

 初年度の新規顧客目標数は、東京ガスの販売地域である首都圏を中心に東電EPが4万件、ニチガスが11万件を計画している。ニチガスグループの都市ガスエリア32万件相当を加えて、初年度には計50万軒相当まで都市ガスの販売量を拡大する方針である。

 また両社は共同出資会社を設立し、ガス小売事業に参入する事業者向けのプラットフォームも提供する予定だ。託送手続きや保安業務、機器メンテナンスなどガス販売に必要なノウハウを融合し、サービスとして展開。2017年度中の提供開始を予定する。

「都市ガス事業者向けプラットフォーム」を提供へ (クリックで拡大) 出典:東電EP

 東電EPでは「省エネリフォーム事業やソニーモバイルとの提携で進めるIoT事業など、電気とガスのセット販売に限らないサービス拡充を図り、顧客の安全・安心な暮らしをサポートできるよう、新しい価値の創造に向けて挑戦を続ける」とコメントした。

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