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» 2020年02月13日 07時00分 公開

太陽光:2020年度の太陽光FIT価格が決まる、入札上限は12円/kWh以下が濃厚に

FITの買取価格を決める調達価格等算定委員会が2020年2月4日に開催され、2020年度の太陽光発電の買取価格について委員長案が示された。

[スマートジャパン]

 再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)の買取価格について議論する、調達価格等算定委員会が2020年2月4日に開かれ、2020年度のFIT価格の最終的な方針が示された。2020年度の事業用太陽光発電のFIT価格は10kW以上50kW未満を13円/kWh、50kW以上250kW未満を12円/kWhとする方針だ。

 事業用太陽光発電については2020年度から250kW以上が入札制度の対象となる。10kW以上50kW未満のいわゆる小規模事業用太陽光発電は、FIT認定を受ける要件として、自家消費型で災害時に活用可能であることなどを条件とする「自家消費型の地域活用要件」を設定する。FITによる買い取り対象となるのは、余剰電力のみだ。一方、野立て型の全量売電モデルの事業については、FIT制度による支援は打ち切りとなる。

 小規模事業用太陽光発電が地域活用要件として認められるための自家消費率については、自家消費率30%以上を条件とした。さらに、停電時などにおける自立運転機能も必要になる。なお、小規模事業用太陽光のうち、農地の一時転用の認可を受けた営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)の場合は、自家消費を行わない案件であっても、自立運転機能を備えていれば地域活用要件を満たすものとして認定する。

10kW以上50kW未満の太陽光のFIT価格 出典:調達価格等算定委員会
50kW以上250kW未満の太陽光のFIT価格 出典:調達価格等算定委員会

 250kW以上の太陽光発電のFIT価格は入札制度の対象となるが、50kW以上250kW未満のFIT価格が12円/kWhとなったため、入札時に非公開で設定される「上限価格」は、12円/kWh未満となることがほぼ確実となった。今後の250kW以上の新規案件については、この12円/kWh未満のコスト水準での事業計画が求められる。

 なお、10kW未満の住宅用太陽光発電のFIT価格はは21円/kWhで、2019年度から数円の引き下げとなっている。

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