最新記事一覧
東京大学大学院に所属する研究者らが2024年にPLOS Complex Systemsで発表した論文「Emergence of economic and social disparities through competitive gift-giving」は、贈与による地位の競争を数理モデルで表現し、社会構造がどのように変化するかを計算機シミュレーションによって明らかにした研究報告だ。
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今回から実際の講義の話に入ります。博士論文には直結しない講義に出ることは、タイパ/コスパがいいかと言われれば「No」です。全くペイしません。ですが、社会人として「ドブ板を踏んできた経験」があるからこそ味わえる「学問の世界」があるのです。そしてそれは、社会人大学院生にしか見えない景色ではないかと、私は思ったのでした。
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兵庫医科大学、関西学院大学、自然科学研究機構に所属する研究者ら国際学術誌「Scientific Reports」で発表した論文「Respiratory phase alignment across memory encoding and retrieval improves task efficiency」は、テストなどで答えを思い出すスピードが、内容を覚えたときの呼吸のタイミングと思い出すときの呼吸のタイミングに影響されることを明らかにした研究報告だ。
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英オックスフォード大学に所属する研究者らがRoyal Society Open Scienceで発表した論文「Perceived value of video games, but not hours played, predicts mental well-being in casual adult Nintendo players」は、 ビデオゲームのプレイ時間とメンタルヘルスの関連性について調査した2025年3月の研究報告だ。
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アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の視聴順を巡るネット上の議論が、数学の未解決問題に歴史的な進展をもたらした。4chanの匿名ユーザー、SF作家、そして数学者たちの考えが結びつき、長年謎だった「最小超置換問題」の正体に迫った話を紹介する。
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東京大学や科学警察研究所などに所属する研究者らが発表した論文「Secular Changes in Cranial Morphology and Pattern of Sexual Dimorphism in Modern Japanese: A Geometric Morphometric Analysis Using Post-Mortem Computed Tomography Data」は、過去100年における日本人の頭の形の変化を、最新の3D画像解析で明らかにした研究報告だ。
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アイルランドのユニバーシティ・カレッジ・コークやイタリアのパルマ大学に所属する研究者らがNature Communicationsで発表した論文「Habitual coffee intake shapes the gut microbiome and modifies host physiology and cognition」は、日常的に飲むコーヒーが、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)や人間の生理機能、認知能力にどのような影響を与えるかを調査した研究報告だ。
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東京大学、一橋大学、ソウル国立大学、国立台湾大学に所属する研究者らが2023年にHealth Economicsで発表した論文「Is Asian flushing syndrome a disadvantage in the labor market?」(プレスリリース)は、アルコール耐性の有無が収入や労働時間といった労働市場における成果に影響を与えるかを調査した研究報告だ。
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ハンガリーのエトヴェシュ・ロラーンド大学などに所属する研究者らが発表した論文「Game on or gone too far? Executive functioning and implicit sequence learning in problematic vs. recreational gamers」は、依存的にゲームをする人と楽しんでプレイしている人とでは、認知能力にどのような違いがあるのかを調査した研究報告だ。
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理化学研究所などの国際共同研究グループがCell Reportsで発表した論文「Activation of neurogenesis improves amyloid-β pathology and cognitive function through AMP kinase signaling in Alzheimer’s disease model mice」は、脳内にある神経幹細胞を若返らせて活性化する新たな手法により、アルツハイマー病モデルマウスの症状を改善することに成功した研究報告だ。
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英インペリアル・カレッジ・ロンドンや米国の非営利団体Internet Archive、米スタンフォード大学に所属する研究者らが発表した論文「The Impact of AI-Generated Text on the Internet」は、インターネット上のAI生成テキストの割合と、それがもたらす真の影響を明らかにした研究報告だ。
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LSIに関する国際学会「2026 Symposium on VLSI Technology and Circuits(VLSIシンポジウム2026)」の論文投稿数/採択数のトレンドを紹介する。投稿数は1041件と過去最多で、うち237件が採択された。日本からは51本が投稿され、うち27本が採択された。日本は採択率が54%と高かった。
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広州医科大学などに所属する研究者らが発表した論文「A brain-persistent DDR2-degrading antibody reverses Alzheimer’s pathologies by restoring brain fluid dynamics and metabolic clearance」は、アルツハイマー病に伴い脳の老廃物排出システムの崩壊を引き起こす原因タンパク質を特定し、これを分解する抗体を脳内に届けることで病態を改善できることをマウスで示した研究報告だ。
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慶應義塾大学に所属する研究者らがPNASで発表した論文「Brain-computer interface-based neurofeedback training enables transferable control of cortical state switching in humans」は、ブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)を活用し、イメージトレーニング(イメトレ)中の脳状態を可視化することで、実際の運動能力を向上させることに成功した研究報告だ。
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白髪とがん(メラノーマ、悪性黒色腫)の関係を解き明かした研究が、2025年10月にNature Cell Biologyで発表された。東京大学医科学研究所が主導し、理化学研究所および東京科学大学と共同で実施したもので、論文タイトルは「agonistic stem cell fates under stress govern decisions between hair greying and melanoma」。
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東京大学に所属する研究者らがCHI 2026で発表した論文「Touching a Cat Without Touch: Does Mid-Air Ultrasound Haptic Feedback Promote Relaxation in Virtual Cat Interaction?」は、空中超音波を使ってVR空間の猫と触れ合う体験を開発し、そのリラックス効果を検証した研究報告だ。
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AIは無数のタスクを実行できるようになるが、その成果を確認し、責任を引き受ける人間の能力には限界がある。この視点から見ると、AI時代の経済には大きく分けていくつかの未来像が見えてくる。
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スペインのバスク大学や英カーディフ大学などに所属する研究者らが発表した論文「Why are all LLMs Obsessed with Japanese Culture? On the Hidden Cultural and Regional Biases of LLMs」は、一部のAIモデルが文化的な話題において日本文化に強い執着を見せることが明らかにした研究報告だ。
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Google DeepMindは、「AGI」の実現への進捗を測定するための認知フレームワークを提示した論文を発表した。AIシステムの「知性」を評価する実証的ツールの不足を受け、認知科学を基盤とする新たな評価手法を提案した。
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米カリフォルニア大学サンフランシスコ校などに所属する研究者らがNature Aging誌で発表した論文「Targeting iron-associated protein Ftl1 in the brain of old mice improves age-related cognitive impairment」は、脳の老化を促進する「FTL1」と呼ばれるタンパク質を特定し、その量
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中国の電子科技大学などに所属する研究者らがBrain Sciences誌に発表した論文「Effects of Video Game Type on Cognitive Performance and Brain Functional Connectivity: A Longitudinal EEG Study」は、ビデオゲームのジャンルによって脳にどのような影響を及ぼすのかを分析した研究報告だ。
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大阪公立大学大学院の研究グループが学術誌「Molecular Nutrition & Food Research」で発表した論文「Wheat Flour Intake Promotes Weight Gain and Metabolic Changes in Mice」は、主食として日常的に食べられているパンや小麦粉、米粉への偏った摂取が、食べ過ぎていなくても体重増加や代謝異常を引き起こす可能性をマウス実験で示した研究報告だ。
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米ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターなどに所属する研究者らが2025年11月に発表した論文「Unraveling the gastrointestinal tract’s response to alcohol binges: Neutrophil recruitment, neutrophil extracellular traps, and intestinal injury」は、短期間の大量飲酒(ビンジ飲酒)が腸の炎症を引き起こす新たなメカニズムを明らかにした研究報告だ。
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政府の「人工知能基本計画」策定を受け、海外に後れを取るAI分野で反転攻勢の機運が高まっています。日本の建設業界でも、既に膨大な学習データを保有しているインフラの維持管理などで、フィジカルAIの適用が進んでいます。土木分野でAI活用の「勝ち筋」とはどのような形があるのか、最新論文を引用しながら探ります。
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日本獣医生命科学大学に所属する研究者らが発表した論文「猫草としてのイネ科植物への味覚分析手法の応用」は、ネコが「猫草」を好んで食べる理由を味覚の観点から探った研究報告だ。
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中国の香港理工大学や香港中文大学などに所属する研究者らが発表した論文「Hiding an Ear in Plain Sight: On the Practicality and Implications of Acoustic Eavesdropping with Telecom Fiber Optic Cables」は、通信データではなく、光ファイバー自体を振動センサーとして悪用し、周囲の音を盗聴するサイドチャネル攻撃を提案した研究報告だ。
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東海大学、理化学研究所、神戸大学の共同研究グループがNature Communicationsで発表した論文「Targeting notch signaling to restore neural development and behavior in mouse models of ASD」は、自閉スペクトラム症(ASD)の新たな発症メカニズムを解明した研究報告だ。
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米アリゾナ州立大学などに所属する研究者らが学術誌「American Journal of Audiology」で発表した論文「Apple AirPods Pro 2 Live Listen as an Assistive Listening Device」は、AppleのAirPods Pro 2が搭載する聴覚補助機能「ライブリスニング」が、騒音下における高齢者の音声認識や記憶の保持に貢献することを明らかにした研究報告だ。
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東芝 総合研究所社などに所属する研究者らが米国物理学会の学術誌「Physical Review Applied」で発表した論文「Edge-of-chaos-enhanced quantum-inspired algorithm for combinatorial optimization」は、膨大な選択肢の中から最適な答えを見つけ出す「量子インスパイアード組合せ最適化計算機」の性能を飛躍的に高める新アルゴリズムを発表した研究報告だ。
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慶應義塾大学、早稲田大学、京都大学大学院に所属する研究者らが国際学術誌「International Journal of Epidemiology」で2025年11月に発表した論文「Heterogeneity in the association between retirement and cognitive function: a machine learning analysis across 19 countries」は、高齢期における仕事からの引退が脳に与える影響を調査した研究報告だ。
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英ヨーク・セント・ジョン大学などに所属する研究者らが発表した論文「High Trait Procrastination Predicts Increased Goal Anxiety Despite Invariance in Simulation of Goal Achievement」は、先延ばし癖(プロクラスティネーション)の背後にある心理的メカニズムに新知見が得られた研究報告だ。
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米ウェイン州立大学に所属する研究者らが発表した論文「A Time to Unwind or Despair? Decoding the Impact of Commuting Duration on Psychological Distress」は、通勤時間と労働者のメンタルヘルスの関係を調査した研究報告だ。
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米バイオテクノロジー企業Applied Cognitionや米ワシントン州立大学などに所属する研究者らが発表した論文「Pharmacological enhancement of glymphatic function in humans increases the clearance of Alzheimer’s disease-related proteins」は、睡眠中の脳に備わる老廃物排出システムを薬で強化し、アルツハイマー病の原因タンパク質の排出を促進できることを人間で初めて実証した研究報告だ。
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米ワシントン大学などに所属する研究者らがScienceで発表した論文「Targeting amyloid-β pathology by chimeric antigen receptor astrocyte (CAR-A) therapy」は、一度の投薬で脳の細胞を改造して、アルツハイマー病の原因となるごみを掃除させる新しい治療法を提案した研究報告だ。
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米ペンシルベニア大学や米スタンフォード大学、Arc Instituteなどに所属する研究者らがNature誌で発表した論文「Intestinal interoceptive dysfunction drives age-associated cognitive decline」は、加齢に伴う記憶力の低下は、脳だけの問題ではなく、腸内環境が大きく関わっていることを明らかにした研究報告である。
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韓国科学技術院に所属する研究者らが発表した論文「“Oops! ChatGPT is Temporarily Unavailable!”: A Diary Study on Knowledge Workers’ Experiences of LLM Withdrawal」は、ChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)を日常的に使い込んでいる知識労働者10人に、4日間の“LLM断ち”を課す日記調査を実施した研究報告だ。
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米Metaなどに所属する研究者らが発表した論文「A foundation model of vision, audition, and language for in-silico neuroscience」は、人間の脳活動を予測する基盤モデル「TRIBE v2」を発表した研究報告だ。
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大阪大学大学院に所属する研究者らが科学誌「PLOS ONE」で発表した論文「Beyond the baby schema: Objects being touched are perceived to be cute」は、人が触れているぬいぐるみは、触れていない状態よりもかわいく見えることを実証した研究報告だ。
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北陸先端科学技術大学院大学に所属する研究者らが発表した論文「比較低関心度状況の生成による先延ばし行動抑制効果の検証」は、人をあえて退屈な環境に身を置かせることで、面倒な作業への着手を促す逆転の手法を提案した研究報告だ。
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韓国科学技術院などに所属する研究者らが発表した論文「Ribonuclease κ promotes longevity by preventing age-associated accumulation of circular RNA in stress granules」は、とある酵素が加齢に伴って蓄積する特定のRNA(リボ核酸)を分解し、生物の健康長寿を促すメカニズムを解明した研究報告だ。
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東京農業大学は、大腸がん細胞の増殖を抑制する3つの植物由来成分を、AIを活用して特定した。膨大な論文や特許データから、がん抑制に関連するmiRNAを調節する化合物を効率的に予測した。
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太陽ホールディングスは、同社の次世代半導体パッケージング用材料「FPIMシリーズ」を用いて12インチウエハー上でクリティカルディメンション(CD)1.6μmの3層再配線層(RDL)形成に成功したとして、imecとの共著論文を発表した。FPIMシリーズの研究開発を率いる緒方寿幸氏に、同材料の特性や研究の成果、今後の研究開発での目標について聞いた。
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重要だと分かっていながら、長大な論文や調査レポートを最後まで読み切れない――そんな経験はないだろうか。Googleの「NotebookLM」は、資料をアップロードするだけで要点を整理し、質問に答え、さらには音声やマインドマップまで生成する。資料読解を変革するその具体的な活用法を紹介する。
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順天堂大学大学院医学研究科の西岡将基准教授、加藤忠史教授らの国際共同研究グループは、双極症(双極性障害)の病態において、原因とされる脳部位を明らかにした研究論文を発表した。
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長時間労働や過剰な業務への没頭は、本当に成果につながるのか。オランダの研究チームが公開した論文から、「ワーカホリック」は企業にとってリスクになり得る実態が明らかになった。
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米国在住の物理学者であるルイス・バターリャさんは、1990年公開の映画「ホーム・アローン」に関する論文を発表した。家族全員が、主人公の少年・ケビンを置き去りにするような寝坊は、どれほどあり得る話なのか確率を計算し、自身のXで公開した。
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国交省が進める「i-Construction 2.0」でも、AI活用が建設業の生産性向上を実現するための重要な要素技術となっています。今回は、i-Construction 2.0で標ぼうする3つの“オートメーション化”で、AIがもたらす可能性について土木学会の論文を引用しながら考察します。
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6月、1本の論文がarXiv(物理学や数学などの論文プレプリントサーバ)に公開された。著者のMiki Imura氏は、学術機関に所属する研究者ではなく、普通の会社員だ。
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米ハーバード大学と香港大学、米シカゴ大学に所属する研究者らは、中国で学生時代に論文の盗作(剽窃)をした人は、その後どんな社会人になるのかを調査した研究報告を発表した。
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2026年2月、半導体集積回路の分野で最大級の国際学会「International Solid-State Circuits Conference(ISSCC) 2026」が開催される。ISSCC ITPC Asia-Pacific Subcommitteeは開催に先立って論文投稿/採択の傾向について説明した。今回は論文投稿数が初めて1000件を超えた。採択数は前回に続いて中国が最多だった。
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