「フォークリフトでシャッター串刺し」「社長に“どちら様ですか?”」――新人時代の失敗あれこれ

オフィスに新人がやって来る季節。現在現場の第一線で働くビジネスパーソンたちが、新人時代にしてしまった失敗は、今の新人に学んでほしいことは――。アイ・キュー調べ。

» 2009年03月30日 19時30分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 オフィスに新人がやって来る季節。「いろいろと教えなきゃならないことも多いし、しばらくは忙しくなるな……」なんて考えている人もいることだろう。でも、そんなあなただって数年前までは“ピカピカの新入社員”だったはず。

 「仕事ラボ.net」を運営するアイ・キューが、30〜39歳までの会社員500名を対象に行った「新入社員に関するアンケート」によると、9割以上の人が新人時代に何らかの失敗を経験している。

 多かった回答は、男性だとお酒にまつわる失敗や、業務中の事故・破壊など。中には「飲み過ぎて人事部長の部屋で酔っ払ったまま寝てしまった」「会社のフォークリフトでシャッターを串刺しにしてしまった」という経験のある人もいるようだ。一方、女性では上司・先輩に関わる失敗、業務上のミスなどが目立つ結果となった。

新入社員時代の失敗(アイ・キュー調べ)

スキルも重要、でも「まずはマナーを」

 入社後の1年で特に成長した点は「社会人としての言葉遣い」が6割超でトップ。続いて2位、3位には「忍耐力」「社交性」がランクインした。また、新入社員に学んでほしいことを聞いた質問では、「礼儀・マナー」の回答が最も多く、以下「仕事のスキル」「仕事への積極的な姿勢」「コミュニケーション力」が続いた。

 業務上のスキルや知識も重要だが、まずは正しい礼儀でもって周りとコミュニケーションを取り、職場の環境に慣れてからが勝負――といった考えの人が多いことがうかがえる。

入社後の1年で特に成長する点

新入社員に1年間で学んでほしいこと


 新しい環境に飛び込み、期待と不安が入り混じった気持ちで日々を過ごすことになるだろう新人たち。仕事上のミスやおかしな言葉遣いに困らされることもあるだろうが、「そう言えば、昔はオレもこんなだったよなあ……」と自分の入社当時を思い出させてくれる存在でもある。

 「仕事に慣れたのはいいけれど、最近どうも勉強する気が起きない」「昔のようにモチベーションが沸いてこない」という人は、とまどいながらも一生懸命な新人諸君を眺めながら、あの頃の初心を思い返してみてはいかがだろうか。

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