4月の組織改変のあとは、オフィスのレイアウト変更を行う会社が多いですね。オフィスレイアウトも時代の流れに応じてさまざまに変化してきたことをご存知でしたか?
4月の組織改変のあとは、オフィスのレイアウト変更を行う会社が多いですね。毎日多くの時間を過ごす場所ですから、席の配置はビジネスパーソンにとって結構気になるもの……。
ところで、オフィスレイアウトも時代の流れに応じてさまざまに変化してきたことをご存知でしたか? Webメディア「Wired」では、現在のオフィスレイアウトの原型が生まれた19世紀後半以降の変遷を以下のようにまとめています。
米エンジニア、フレデリック・テイラーにより考案された近代オフィススペースの原型。オフィス机をひとつのスペースに並べた“教室型”レイアウトで、上司に個室を設けるという習慣もここから生まれた。
独Schnelle兄弟が提唱した「ビューロランドシャフト」というオフィスレイアウト。部署の機能や職種に応じて、機能性を重視したものからコミュニケーション重視のものまで、多種類のレイアウトを許容し、1960年代のヨーロッパのオフィスに広く用いられた。
米家具メーカー・ハーマン・ミラーが「ビューロランド」の影響を受け、「アクション・オフィス・システム」という初のモジュール式業務用家具システムを開発。オフィスデイアウトにパーティションを初めて導入した。
広いフロアにパーティションや書棚を利用し、部署ごと、役職ごとに仕切りを立てるオフィスレイアウト。「アクション・オフィス・システム」を応用したもので、コスト効率のよさから、業種問わず広く導入された。
米広告代理店・TBWA\Chiat\Dayのロス本社で初めて導入されたレイアウト。業務のフレキシビリティを追求し、個人のオフィス机を設けない画期的なオフィスとして注目されたが、結局従業員たちは毎朝ラップトップPCを片手に自席を求めて右往左往することに。仕事の生産性向上にもつながらず、すぐに廃れた。
パーティション式のオフィスを踏襲しながら、社交性も重視したオフィスレイアウトが現代オフィスの主流。米家具メーカー、ノールやヴィトラのオフィスシステムが人気。
いかがでしたか? オフィス環境を改善することで仕事の効率化にもつなげたいものですね。
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