新しいことに挑戦する40代にしておきたい17のこと(2/2 ページ)

» 2013年01月07日 12時30分 公開
[本田健,Business Media 誠]
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まったく経験がないことにワクワクする

book 『40代にしておきたい17のこと』(だいわ文庫)

 何か新しいことをやってみようといわれても、何をやっていいか分からないという人もいるでしょう。そういう人は、これまでまったく経験のなかったことに挑戦してみるのもいいかもしれません。例えば、雪が降らない地域に生まれてスキーをしたことがないという人はスキーをしてみるとか、学校で教わったことのない中国語やイタリア語を習ってみるとか、囲碁や将棋を習ってみるのも面白いかもしれません。マラソンや山登り、茶道や華道など、挙げればいろいろありますね。私は外国語を学んでしばらくしたらその国に行ってみるというのをやりましたが、これも結構おすすめです。そうしたことを習える場所はいくらでもあります。知り合いにその道のプロがいれば、その人のところで教えてもらうのもいいでしょう。

 40代になるとゼロから人に何かを教えてもらう機会はあまりなくなりますが、学校やカルチャースクールは新しく学べることでいっぱいです。新しいことを体験するというのは、気持ちがワクワクするのに加えて新しい友人や仲間が増えることにもつながります。それをしなかったら絶対に会うことはなかったような人に会えるのも、趣味を持つ楽しみの1つです。

 無理のない程度で、まったくやったことのないことにぜひ挑戦してみてください。40代のうちに趣味をすすめるのは、人生は楽しむためにあるということを思い出してもらうためです。日常の忙しさに埋没すると、何のための人生か忘れてしまいます。

趣味を仕事にする可能性も考えてみる

 世界でいちばん幸せな人は、自分の大好きなことを毎日やっている人です。そういう意味で、趣味を仕事にしている人はすごくハッピーです。たいていの人は、趣味は趣味、仕事は仕事として最初から分けてしまいます。「仕事じゃないから、趣味は楽しいんだ」という人もいるでしょう。

 でも、好きなことには一生懸命になれます。アイデアもわいてくるし努力もいとわない。それを仕事にしたら、成功する確率ははるかに高いのです。趣味でそば打ちを始めて、水にこだわるあまり誰も来ないような山奥でお店を出す人がいます。「誰が来るんだろう」と思えるような場所でも、おいしいそばを食べさせてくれる店として口コミが広がって繁盛している。そんな話を聞いたことがありませんか。もちろん、そうやって成功できる人はごく一部かもしれません。でも、可能性はゼロではないのです。自分の趣味はどのレベルか、どんな人たちに喜んでもらえるのかを考えてみましょう。

 自分が、それによって何をしたいのかということも大切です。昔は自分の店を持つというのは大変リスキーなことでした。いまはネットショップを開く程度のことであれば、他の仕事をしながらでも実現できます。最初から本業にしようとするのではなく趣味を副業にして、それがうまくいけば仕事にできる可能性も高くなります。実際に、会社員でも個人の名刺を持っている人たちもたくさんいます。それが発展していくこともあります。自分の大好きなことを仕事にできる可能性も考えてみましょう。

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