もしかして、たった今チームの成功を独り占めする方法を思い付きました?
しかも自分が謙虚に見えるという、ずるい方法で成果を独り占めしようとしました?
ワシはお前に“やる気”も与えているぞ
あなたはお金ですか?
ディルバートの鋭いツッコミがなければ、ボスの三段論法(成功は良い人のおかげ→良い人を雇ったのはボス→成功はボスのおかげ)に気が付かないままやり過ごすところでした!?
“Hog”とは食用の成豚のことで、そこから豚のように大食いする人や欲張りな人のことをhogと言うようになりました。hogは動詞として使うと、何かを独り占めすることを意味し、5コマ目にある“hog all the credit(良いところを全てもっていく)”とか、“hog all the glory(栄誉を独り占めする)”と使います。
物理的に何かを占領しているときも、例えば“He hogged three seats in the back so he can lie down(横になれるように席を3つも占領した)”とか“My sister always hogs the bathroom in the mornings(朝お姉ちゃんはいつも洗面所を占領する)”などと言います。
少し変わったところでは、ハーレーのバイクのこともhogと言います。語源は1920年代にまでさかのぼり、ハーレーのレーシングチームがマスコットとしてミニ豚を飼っていて、チームが優勝するとその豚を乗せてウィニング・ランをしたところからきているそうです。
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登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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