仕事帰りに何人か家に呼んだんだけど、一緒に来ない?
7人が「多分」って言ってて、1人が後で返事するって
誰も来なくて悲しい?
いや。全員のことがまだ大嫌いかどうか、A/Bテストをしただけさ
負け惜しみのディルバート……ちょっとかわいそう。ディルバートを傷つけまいとみんなやんわり断ったつもりが結果的に彼を深く傷つけているのかも。
3コマ目に関して、“I'll get back to you”というのは文字通り「後で連絡します」とか「折り返し連絡します」という意味ですが、何でもストレートに言うアメリカで、実はやんわり断る表現の1つでもあります。その場で「ノー」といわず「考えて返事する」というニュアンスで、まさに日本でいう「検討します 」に匹敵します。また、ここではその進化系で“I'll text you”が使われています。「メールするわ」=即答を避けて結果連絡を取らないことで、拒絶を相手に伝えているわけです。
なお、A/Bテストとはいわゆる仮説検定(hypothesis testing)のことで、ある仮説が正しいか否かを統計学的に判断する手法のこと。まさにディルバートの場合、自身の仮説が100%証明された!?
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登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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