(知りたいことが全てインターネットにある世界で生きるって最高だな)
(さて、YouTubeで新しいアプリの使い方でも勉強するか)
(1時間もあれば、ボクの持っているバージョンの解説を見つけられるだろう)
<1時間後>
ガァァ! このへんの動画、ちゃんとタイトルが付いてないじゃないか!
<2時間後>
ガァァ! こいつしゃべりが遅すぎ! さっさと要点を言えよ!
<3時間後>
ガァァ! なんで僕のソフトのメニューオプションがこのチュートリアルと違うんだよ!
(知りたいことが全てインターネットにある世界で生きるって最悪だよ)
道順から今夜のおかずのヒント、分からない漢字に、思い出せない歌の歌詞まで、探せば何でも出てくる“現代版ドラえもんの情報ポケット”、インターネット。しかし、ポケットが深すぎて、気が付くと半日くらい情報の海で泳いでいたりするんですよね。
とかく日本人ははっきりものを言わないと海外から避難されがちですが、グダグダと回りくどいいい方をしている相手にイライラしたときに使う表現に“Get to the point!”(何が言いたいの?)があります。“point”は「要点」、“get to”は「到達する」ことなので、「早く核心部分に到達してくれ」という意味になります。また似たような意味で、“cut to the chase”(回りくどいことはやめて要点を言って)という表現もあります。
その逆に「遠回しに言う」とことは、“beat around the bush”といいます。“bush”(茂み)は転じて、潅木の周りばかりたたいて木そのものをたたかないという状況から「回りくどいこと」を意味します。
職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」連載一覧はこちらから
登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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