答えは「アヒル隊長」が知っているディルバート(509)

書いたコードがうまく動かない!? そんなとき、誰かに客観的に見てもらうのも有効な方法ですが、ディルバートが勧める方法は……。

» 2017年07月13日 09時30分 公開

自作のコードの何がおかしいのか分かりません


ラバーダッキングをしてみろ

は?


ラバーダッキングとは、おもちゃのラバーダックにコーディングの問題を説明して解決することだよ


他人に問題を説明することで、新しい視点から問題を見つめられるようになるのさ


素晴らしいアイデアなのか、くだらない冗談なのか、区別がつきません


君のボスに聞いてみろ

分かりました。ラバーダッキングは素晴らしいアイデアなのですか? くだらない冗談なのですか?


素晴らしいアイデアだよ。ワシも頭の中でイメージしたアカゲザルとしゃべると、多くのマネジメントのアイデアが生まれる


それ、ちょっと分かりづらい


  


 発想の転換のためには、相手がアヒルでもサルでもいいじゃないですか。ただし、声には出さないでね。ただの変な人になってしまいますから。

 “muddy the waters”は「水を濁らす」という意味から「事態を不明瞭にする、問題を複雑にする」ことを指すのに使う表現です。“His explanation merely muddied the waters.”(彼の説明はさらに混乱をもたらしただけだ)と使います。

 日本では某番組で「アヒル隊長」と呼ばれてからその呼び名が定着した、あの黄色いゴムのアヒル「ラバーダック」の歴史は、19世紀後半までさかのぼります。その後、サセミストリートの人形キャラクターのアーニーがいつも大事に持ち歩き、悩みなどを打ち明けていた黄色いアヒルのおもちゃ「Rubber Duckie(ラバーダッキー)」となり、世界的に有名になりました。昔から、よく語りかけられるおもちゃだったようですね。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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