“暑苦しいパワポ”作成法ディルバート(563)

聴衆を“盛り上げる”つもりが、“過剰演出”になってしまっているプレゼンって、見かけたことありませんか? 今まさに、ボスの頭に浮かんでいるのは……。

» 2018年07月19日 07時00分 公開

お前のパワポ資料はまあまあだが、もっと皆の「やる気」を引き出せんか?


これ、ただのソフトウェアのアップグレード資料ですよ


まぁ、そうは言うがね


わしは読み手側に「感じて」ほしいのさ


配布資料を感じればいいんじゃないかと


お前なぁ、そもそも理解しようとしてないだろう!


天才はいつも誤解されるんだ


他に何か誤解されていることは?

スーパー天才か?


  


 時々プレゼン用のパワポ制作に命を懸けている同僚とかいますよね。やたらとアニメーションやら効果音とか入れて。誰も見てないっちゅうに……。

 “hand out”という動詞はものを「配る」ことで、“handout”と名詞として使うと、「配布資料」の他、貧乏人などへの「施し」、政府などが支給する「補助金」、新聞などに組み込んで配布される「折り込み広告」など、いろいろな意味で使われます。

 ここではプレゼンのときに配られるものなので「配布資料」のことですし、例えば“The church prepared handout for the poor.”といえば「教会は貧しい人々のために施しを準備した」、“The family was dependent on welfare handouts.”は「あの一家は生活保護に頼っていた」という意味になります。

 なお、“hand out”が「配る」ことなのに対して、“hand in”は「提出する」ことになります。また“hand out”は通常大人数に渡す場合に用いられますが、“hand in”はたいてい、個人が上司や教師といった権限のある人物や役所などの組織に何かを渡すときに使います。

 例えば“He handed in his homework to the teacher.”(彼は先生に宿題を提出した)、“She handed in her income tax declaration to the tax office.”(彼女は税務署に所得税申告書を提出した)のように使います。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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