契約した分の費用は、もう支払い済みの請求書で網羅されているはずだろう
そちらはですね、“僕があえて明確に見積もりした分”の費用のみとなります
それ以外に別の費用が掛かってるんですよ。“僕があえて不明瞭に長々とグダグダ話したかもしれない分”が。
「かもしれない」だって?? 君は絶対言ってないぞ
どうやら「言った、言わない」の話のようですね
言ったとしても、「あえて不明瞭にした分」ってことじゃないか!
自分が人の話をちゃんと聞かないヤツだなんて、上司に言いたくないでしょ?
この外注分はすでに支払が済んだと思ったが
ボスに話したもろもろの追加分をお忘れですか?
最近ではこのような状況を回避するために会議や面談をこっそり録音している人も多いようですが、便利な反面、発言するのも怖くなるデジタルな世の中になったもので。
“Your word against mine.”とは、直訳すると「あなたの言葉に対しては私(の言葉)しかない」、つまり「客観的な証拠で立証することができない」、いわゆる「言った、言わない」のことです。“It's your word against his.”(それはお互いの言った、言わないだからなぁ)のように使います。
また「水掛け論」のことを“he-said-she-said argument”といいます。文字通り「彼が言った、彼女が言った」と終わりのない言い合いのような状況を表現しています。
職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」連載一覧はこちらから
登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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