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» 2015年04月17日 19時05分 UPDATE

「DC48」3台入り:サイクロン掃除機の仕組みが学べる技術教材、ダイソン財団が貸し出しを開始

ジェームズ ダイソン財団は、中学・高校の技術教育用に貸し出し教材「ダイソン エンジニアリングボックス」の提供を開始した。分解組立用の「DC48」3台が入っており、グループ学習に適している。

[ITmedia]

 ジェームズ ダイソン財団は、中学・高校の技術教育用に貸し出し教材「ダイソン エンジニアリングボックス」の提供を開始した。教材には分解組立用のサイクロン掃除機「DC48」3台と工具類、教員向けのガイドブックなどが含まれており、生徒達は身近な工業品である掃除機の仕組みを学べる。

ts_forschool01.jpg 「ダイソン エンジニアリングボックス」の内容。分解・組立用のDC48は3台、ほかに専用ドライバー6本、専用ワッシャー3枚、返送用伝票などが含まれる。分解・組立は1台につき生徒4〜5人で行うことを推奨している

 ティーチャーズガイドには分解の手順と各パーツや空気の流れの詳細説明、ダイソンサイクロン掃除機の製品開発ストーリーなど、先生が授業内で使用する際に必要な情報を記載。技術・家庭科教科において機械や電気の仕組みなどを学習する「エネルギー変換に関する技術」の領域で特に効果的に活用できるという。さらにダイソンで実際に働くデザインエンジニアたちの仕事に関するインタビューも盛り込まれ、エンジニアというキャリアに関する教育にも適した内容。ガイドブックについては返却する必要はない。

ts_forschool02.jpgts_forschool03.jpg 分解・組立は1台につき生徒4〜5人で行うことを推奨している

 ジェームズ ダイソン財団によると、日本で技術の授業が実施されているのは中学校の3年間のみで、英国で「Design&Technology」の授業が5歳から14歳まで行われているのに比較して短いという。また授業時間についても理科や数学が増加傾向にある一方、中学校の技術・家庭科は1962年の315時間/年に対し、現在は175時間まで減少。技術のみの授業時間はこの半分にあたる87.5時間で、数学や理科の授業時間数の約4分の1しかない。「日本の技術教育の更なる発展に貢献し、より多くの生徒たちにエンジニアリングの楽しさや重要性について学んでもらいたい」(ジェームズ ダイソン財団)。

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