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» 2004年01月13日 19時54分 UPDATE

「F505iGPS」、カメラ、アプリとGPSの連携機能を試す (1/2)

iアプリやカメラとの連動が可能になったことで、GPS内蔵ケータイとしての利便性が高まった「F505iGPS」。実際、どのような使い方ができるのかを試してみた。

[後藤祥子,ITmedia]

 2003年末も押し迫ったころに発売された「F505iGPS」。その名のとおり「505iSシリーズ」ではないため地味目なデビューだったが、機能的に遜色ないのは既報の通り(2003年12月19日の記事参照)。128万画素カメラには、オートフォーカス機構も新たに搭載された(1月7日の記事参照)。

 F505iGPSの魅力は、カメラやiアプリとGPS機能との連動が可能になった点。これにより、位置情報を写真付きで送ったり、地図アプリと連携したサービスが受けられるようになったりと、GPSならではの利便性が高まった。

sa_gps1.jpg 左がF505iGPS、右が前モデルのF505i。F505iGPSは幅48ミリ、厚さ24ミリ、重さ115グラムと、前モデル(幅48ミリ、厚さ21ミリ、重さ105グラム)に比べて若干大きくなった。しかし幅が絞られているせいか収まりがよく、手の小さな女性でも使いやすい
sa_gps3.jpg 左がF505iGPS、右がF505iの方向キー部分。レイアウトは同じだが、F505iGPSでは左方向キーにGPS機能が割り当てられている。ボタンのデザインも丸みを帯びたものに変わった
sagps4.jpg iモードエンブレムが「塗り」なのは最近の端末では珍しい。このiモードマークの下にGPSアンテナが内蔵されている(左)。サブディスプレイは4096色の有機ELパネル(右)

GPS機能を使ってできること

 左方向キーに割り当てられているのがGPSボタン。長押しするとすぐに測位を開始。短押しすると「現在地確認」「GPS設定」「位置履歴」など9項目のGPSに関連する各種メニューにアクセスでき、ここから「現在地確認」(測位)を選ぶと測位が開始される。

 長押しして測位した後の動作は「位置サイト接続」「メール貼り付け」「位置メモ登録」「GPSソフト起動」「測位ごとに確認」の5つから選べ、用途の多い動作をあらかじめ設定しておくことが可能だ。

 「位置サイト接続」の設定は、即座に地図が表示される「周辺地図」、GPS対応のサイト一覧が表示される「GPSリンク集」、任意のサイトを設定できる「新規登録」の3種類。ただし「新規登録」でのURL登録は、この機能に対応するURLを設定しなければならないようで、試しに設定した「ナビタイム」のトップページでは表示されなかった。

sa_gps5.jpg 短押しで表示されるGPS画面(左)。長押しで測位した後の動作は5種類から選んで設定しておける(右)
sa_gps6.jpg GPSボタン長押しで測位した後の動作を「位置サイト接続」にした場合の画面。左は「周辺地図」選んだ場合の画面で、左中はGPS対応のサイト一覧が表示される「GPSリンク集」を選んだ場合の画面。右中は「GPSソフト起動」に設定して内蔵のiアプリ「ケータイマップF」で地図を表示させたところ。このアプリを起動させると緯度経度に対応した地図がアプリにダウンロードされ、周辺地図を閲覧できる。1060メートルスケールの「縮小」、530メートルスケールの「標準」、265メートルスケールの「拡大」の3種の表示に対応。位置メモや位置履歴から地図を表示させられる。特に利用スタイルが決まっていない場合は「測位ごとに確認」にしておけば、測位後にどうするかをその都度選べる(右)

 測位にかかる時間は20秒−30秒ほど。精度は場所によって異なり、3つのレベルで表示される。屋内やビルが林立する場所などGPS衛星を捕捉しづらい場所では最も精度が低い「1」、比較的見通しがよい場所では最も精度が高い「3」といった具合だ。

sagps7.jpg 「ナビタイム」「ゼンリン携帯マップ」「iMapFan地図」の3つのサイトではGPS対応のiアプリを提供。これらはアプリからのGPS測位が可能で、位置情報を元にした地図表示やルート検索、周辺情報検索が行える。左と左中は「ナビタイム」iアプリの画面。右中と右は「ゼンリン携帯マップ」のもの

 F505iGPSでは、カメラで撮った写真と位置情報を連携させて、メール送信することも可能だ。測位した位置情報を、その場所の特徴や電話番号、URLを位置情報と一緒に登録しておける「位置メモ」は、メール送信できるので、例えばお気に入りのレストランを位置メモに登録しておけば、カメラ撮った店や料理の写真を一緒に送ることで、店の名前や場所、料理の写真を簡単にiモードユーザー(FOMA含む)に伝えることができる。

 また撮った写真に位置情報を付加できるのも便利。その場で測位した位置のほか、測位履歴や位置メモ情報を写真に関連付けられる。位置情報付きの写真は、iショット送信するだけで、iモードユーザー宛てに位置情報も一緒に送信できる。

sagps8.jpg 画像に付加できる3種の位置情報(左)。位置メモ情報は付加してもメール送信時にはURLしか表示されなかった。位置情報付きの写真には赤い旗のマークが表示される(中)。位置メモ情報からメニューで「メール添付(全部)」を選び、画像添付すると位置メモ情報付きのメールが送れた(右)。なおPC宛てに送信しても地図は閲覧できない
 ※なぜか「位置メモ情報」を付加した写真をiショットメールしても、メールには位置情報のURLしか表示されなかった。位置メモ情報の内容すべてと写真をメールする場合は「GPS設定」-「位置メモ」で「メール添付(メモ全部)」を選び、写真を添付して送ればいい。一緒に送れないのになぜ写真に「位置メモ」情報を付加できるのかは謎だ

 なお位置メモや位置履歴の位置情報は、iモード用地図サイトへのURLで送られるため、他キャリア端末ユーザーや、PCユーザーは閲覧できない。iモード以外のユーザーに位置情報を送る場合は、位置メモや位置履歴からGPS対応サイトにアクセスして、対応サイトのサービス経由で送信することになる。「地図iマピオン」「ナビタイム」など、いくつかのサイトが位置メモや位置履歴から表示させた地図情報を他キャリアやPC向けに送信できた。

 なかなか便利に使えるGPS機能だが、1回測位するごとに通信費が3円かかることは知っておいたほうがいい。iモードのGPSは、端末側で受信したGPSデータをDLPセンターに送信し、DLPセンター側で割り出した現在地を受信して位置情報を得る仕組みになっており、このやり取りの際に通信料が発生するのだ。

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