DDIポケットから、AirH"PHONEの新機種「AH-K3001V」が登場した。同社としては昨年7月に発売した「H-SA3001」以来となる音声端末。AirH"PHONEとしてはほぼ1年ぶりの新機種登場とあって、DDIポケットユーザーの期待は高い。
その最大の特徴は既報のとおり、Opera 7ベースのブラウザを搭載したこと。Operaを搭載した携帯電話端末は、海外ではNokia端末などの例があるが「国内では初めて」(DDIポケット)とあって、話題性は十分だ。HTML 4.01に対応しているため、c-HTMLサイトに留まらず広くPCサイトを閲覧できる。
もちろん、同社の「つなぎ放題コース」に対応。HTMLベースの“比較的リッチコンテンツ”を閲覧しても、パケット代を気にせず済む。
セキュアな通信に欠かせないSSL2.0/3.0に対応したほか、パスワードを要するサイトへのアクセスを容易にするCookieにも対応。JavaScriptにも対応するため、動きのあるサイトも表示できる。“Webブラウジング端末”として機能を高めたといえるだろう。
早速、OperaでWeb画面を表示させてみよう。メニュー画面から「Opera」を選択し、URLを直打ちしてITmediaのトップページにアクセスしてみる。
ITmediaのトップページを表示させてみた。しかし、どうも様子がおかしい |
すると、上写真のような表示が。横幅のあるWebサイトの“左上部分”ということだけは推測がつくが、これでは何が表示されているのか分からない。画面をスクロールさせればHTMLページ全体がきちんと表示されるとはいえ、この状態で閲覧するのでは実用性に問題がある。
だが、ここで慌てずに赤字で「O」と書かれた「Operaボタン」を押してみよう。すると以下のようなメニューウィンドウが開く。
Operaボタンを押すと、「ケータイモード」などが表示される。これまでは「フルスクリーンモード」で画面を閲覧していた |
Operaは「スモールスクリーンレンダリング技術」を備えているため、本来PC向けのHTMLページであってもAH-K3001Vの画面サイズに合うよう描き変えられる。具体的には、横幅を携帯画面に揃えて画面を再構成する。これにより、水平方向のスクロールが不要な「縦長のサイト」に変換できる。
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