東芝のau端末から“3つボタン”が消える?

» 2004年05月20日 20時28分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 東芝製端末の特徴といえば、3つのソフトウェアキー。ディスプレイ下部には3つの操作アイコンが表示され、対応するソフトキーを押せば、それぞれの操作にアクセスできる独特のユーザーインタフェースだった。

 ところが5月17日に発表された東芝製端末「A5506T」(5月17日の記事参照)からは、伝統の3つのソフトキーが消えている。東芝端末に何が起こったのだろう。

 左が6月上旬に発売予定の「A5506T」。伝統の3つのソフトキーが消えている。右は3つのソフトキー付きのBluetoothケータイ「A5504T」(3月15日の記事参照

 東芝は「事業者のUI統一によるもの」と回答。端末を販売するKDDIは「ユーザビリティ調査に基づいたUI統一の一環」だという。「中央のソフトキーと決定キーの操作が分かりにくく、機種変更したユーザーがとまどってしまう」(KDDI広報)。

 例えばEZwebのトップメニューには、真ん中のソフトキーに [OK] が割り当てられている。この場合はソフトキー、決定キーのいずれを押しても「OK」として機能する。しかし、画像ビューワ画面で真ん中のソフトキーに割り当てられている画像選択は、決定キーを押しても機能せず、メニュー画面では決定キーを押さないと機能を選べない。

 慣れれば使い勝手は良好なのだが、残念ながらau端末としては消えゆく運命になってしまった。今後au端末として3つのソフトキーを備えた東芝端末はリリースされず、「A5504T」が“3つボタン端末”の最後になる。

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