ガートナー ジャパンのデータクエスト部門は、2004年1-3月期の世界における携帯電話販売台数を発表した。調査によれば、エンドユーザーに対して販売された台数は、対前年同期比で34%増となる1億5300万台。四半期ベースで1億5000万台を突破したのは、史上初めてだという。
ベンダー | 2004年1-3月期販売台数 | 2004年1-3月期シェア | 2003年1-3月期販売台数 | 2003年1-3月期シェア |
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Nokia | 4423万7500 | 28.9% | 3947万9200 | 34.6% |
Motorola | 2511万1000 | 16.4% | 1670万4100 | 14.7% |
Samsung | 1906万2500 | 12.5% | 1230万3100 | 10.8% |
Siemens | 1228万5900 | 8% | 868万4600 | 7.6% |
Sony Ericsson | 848万8600 | 5.6% | 538万4800 | 4.9% |
LG | 810万9900 | 5.3% | 557万1100 | 4.9% |
その他 | 3570万8600 | 23.3% | 2590万200 | 22.7% |
計 | 1億5300万4000 | 100% | 1億1402万7100 | 100% |
ベンダー別シェアでは、Nokiaが28.8%で変わらずトップ。次いでMotorolaの16.4%、Samsungの12.5%と続く。前年同期と順位は変わっていないものの、トップのNokiaは約6%、シェアを落とした。
ガートナーは、「西欧および北米において市場シェアが大幅なマイナスになった。背景として、機種のバリエーションが貧弱であること、欧州において携帯オペレータがNokia以外の端末ベンダーからの納入を増やしていることが指摘できる」としている。
国内端末メーカーでは、NEC、パナソニック モバイル、京セラが、それぞれ7位、8位、9位に入っている。「国内市場で全般的に需要が堅調であったことに加え、3社とも海外における販売が順調に推移した」(ガートナー)
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