次はGSMのボリュームゾーンに〜シャープ

» 2004年07月08日 18時34分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 シャープは海外向けGSM端末のローエンドに向けた製品を投入する計画だ。7月8日、同社通信システム本部長の松本雅史氏が記者懇親会で明かした。

 同社はこれまでカメラ+大画面カラー液晶を搭載したハイエンドモデルを中心に海外向け端末を投入してきたが、「GSM市場では全体の6割以上がローエンド。ボリュームゾーン」(松本氏)であることから参入を決めた。

 「ただし単機能の商品を狙うつもりはない。キラリと光るプラス1機能を付けたい」(同)

 また国内向け端末では、3Gへの積極的な事業シフトをうたっている。「3G化の勢いが止まらない。予想以上」(同)

2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度
携帯電話全世界需要 4億2600万 5億2100万 5億4000万 5億6000万 5億7000万
カラー表示端末 1億600万 2億6000万 4億 4億8000万 5億1000万
カラー化率 25% 50% 75% 85% 90%
カメラ付き端末台数 2100万 1億 2億 2億8000万 3億4000万
カメラ搭載率 5% 20% 38% 50% 60%
シャープの全世界携帯電話カラー/カメラ搭載率予測。液晶やカメラといったデバイスでの強みを持つシャープにとって、海外でカラー化やカメラ搭載がこれから伸びることは大きな追い風になりそうだ


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