世界PDA出荷、前年比で減少

» 2004年07月28日 08時04分 公開
[ITmedia]

 調査会社米IDCが7月27日発表した統計によると、4〜6月期の世界PDA出荷は220万台となり、前期比では3.2%の微増となったが、前年同期比では2.2%減少した。

 ベンダー別のシェアはpalmOneが4ポイント拡大の42%で首位を維持。2位のHewlett-Packard(HP)は3ポイント減の24.1%となっている。日本を除くPDA市場からの撤退を発表したソニーは7.8%。4位のDellはわずかにシェアを落として6.6%となったが、新製品の「X30」が牽引して次の四半期には伸びが見込めるとIDCは予想する。5位には前年比で大幅に出荷を伸ばしたMedionが東芝を抜いて食い込んだ。

 「PDAは技術の進歩と価格の低下にもかかわらず、基本的なPDA機能を備えた統合型携帯端末の拡大で激しい競争にさらされている」と、IDCのアナリスト、デビッド・リンサラタ氏は指摘している。

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