一般向けBREWコンテストの可能性も

» 2004年08月09日 21時37分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 当初Javaを採用し、途中からBREWに切り替えたKDDI。コンテンツ推進部長の竹之内剛氏は「今後投入する端末はすべてBREW」だと断言する。BREW上で動作するJava VMなどの製品もあるが、そうしたものの導入も考えていない。「それでJavaを提供しても意味がない。本末転倒」。

 ただしBREWでは、キャリアの認定を受けたコンテンツしか配布できないという制限がある。いわゆる“勝手アプリケーション”が利用できない。この部分の解放はあり得るのか。

 「解放はしない。携帯だけしか使っていないユーザーも多い。そうしたユーザーに安心して使ってもらいたいことから、公式のみ──つまり検証を行っている」(竹之内氏)

 ただし、勝手コンテンツに対して門戸を閉ざすわけではない。「ごく一部分、簡単なところだけを解放──解放というよりもそこで何かアプリケーション、コンテンツを作ってもらえる環境は用意することを検討している」

 BREWのオーサリングツールはダウンロードできるが、披露する場がない。竹之内氏が言うのは、全面的にBREWのアプリケーションそのものを作れる環境ではなく、限られた環境ではあるが、BREWアプリ開発の裾野を広げるためにも、そうした場所には意味がある。

 「(EZムービーと)同じようにアプリケーションのアワードもやってみようかと考えている」

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