ドコモ、複数周波数対応の電力増幅器を開発

» 2004年09月21日 19時17分 公開
[ITmedia]

 ドコモは9月21日、1つの増幅素子で複数の周波数帯に対応できる電力増幅器の開発に成功したと発表した。

 携帯電話をはじめ、無線LANなどはそれぞれ別々の周波数帯を利用している。しかし複数の周波数帯に対応する端末の場合、周波数帯ごとに別々の電力増幅器を用意しなければならず、端末の小型化が難しかったという。

 今回、MEMS(半導体製造技術を用いて作製された微小な機能素子)技術を用いて、900MHz帯と1900MHz帯の双方に対応しながら、それぞれ個別の電力増幅器と同等の性能を達成した。

 ドコモは、「携帯電話の用途のみならず各種の通信方式に応用できる基盤技術」だとしている。

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