緊急時に子供を守る「ランドセルフォン」

» 2004年11月01日 18時42分 公開
[ITmedia]

 ヴァーゴウェーブは、防犯ブザーを装備したDDIポケットのPHS付きランドセル「ランドセルフォン」を11月に発売する。山本寛斎モデルなど3ブランドの製品が用意され、価格は人工皮革製が3万5000円から、牛革製が4万8000円から。

 ランドセルフォン。重さは約980グラムで日本製

 ランドセルの肩ひも部分にPHS専用ケースを装備。小学生でも簡単に端末の出し入れや取り付けができるようにした。

 ランドセルには、通話先を3カ所に限定することで月額利用料金が安くなるDDIポケットの「安心だフォン」(京セラ製)と、プロデュース・オン・デマンドとヴァーゴウェーブが開発する位置情報検索サービスの申込書が付属。申込書を送付すると、新入学シーズンまでに対応端末の「AP-K202S」が送付される(8月3日の記事参照)

 ランドセルに付属するのはDDIポケットの「安心だフォン」

 AP-K202Sには防犯ブザーが装備され、ストラップを引くことで周囲に異常を知らせることが可能。あらかじめ登録された3件には、「発信先選択キー」-「発信キー」の簡単操作で電話をかけられる。

 プロデュース・オン・デマンドとヴァーゴウェーブが開発する位置情報サービスは、子供が自分の居場所を知らせたり、親が子供の居場所を確認できる。端末の[0]キーを長押しすると、あらかじめ登録した1件に電話とメールで所在地情報を通知する。ランドセルフォンの位置情報検索は、コールセンターへの問い合わせと、PHSや携帯電話、PCからインターネット経由で検索する方法の2つが用意される。

 月額利用料金は2079円(安心だフォンと位置情報サービスの利用料)。検索は52.5円/回、地図表示変更は31.5円/回、自己位置発信は210円/回、コールセンター利用は210円/回の料金がかかる。

 位置情報サービスは、2005年3月にテストサービスを開始、4月からの商用サービス提供を目指す。

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