授業から生まれた“漆塗りのカスタムジャケット”〜ドコモ四国

» 2005年02月08日 18時25分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 NTTドコモ四国は、P901i用(2004年11月の記事参照)に“漆塗りのカスタムジャケット”を開発、3月上旬から限定50枚を販売する。価格は3465円。ドコモ四国サンポート店のみの取り扱いとなる。

 漆塗りのカスタムジャケット「夜桜」

 香川漆器の伝統技法である「存清」という手法で作られたカスタムジャケットで、絵柄は「夜桜」。黒塗りの背景に銀粉で川の流れを描き、濃淡の異なるピンクの桜をあしらった。「1枚1枚が手作りのため、柄が微妙に異なる」(ドコモ四国)など、それぞれに味があるという。

 製品化に当たっては、香川県漆器工業協同組合が協力した。

授業から生まれたカスタムジャケット

 漆のカスタムジャケット”は、香川県立高松工芸高校漆芸科の授業から生まれた。教師の矢木伸佳氏が「日常の漆」をテーマとした課題研究の授業を行ったところ、女子生徒4名の班が「新しい発想で、若い人に使ってもらえそう」と、漆のカスタムジャケットを提案した。

 このカスタムジャケットを携帯各社に持ち込んだところドコモ四国が関心を示し、製品化が実現した。

 ドコモ四国によれば、反響は上々だという。「問い合わせが殺到しており、50枚で足りるかどうか」(ドコモ四国)。今後はユーザーの反響を見ながら、第2弾の商品企画や販路拡大を検討する予定だ。

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