NTTコム、TypeB非接触ICチップ搭載携帯を参考出展

» 2005年03月02日 23時31分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 3月1日から4日まで東京ビッグサイトで開催中の「IC CARD WORLD 2005」で、NTTコミュニケーションはTypeB仕様の非接触ICチップを搭載した携帯電話を参考出展している。

NTTドコモ提供の「P900i」を改造した試作機が展示されている。「P2102V」をベースとした試作機も用意されていた。MOPASSカード(2002年8月7日の記事参照)の1つ、松下電器産業のsmartSDも同時に展示されている(2004年10月1日の記事参照)

 アンテナは携帯電話本体に内蔵し、TypeB仕様の非接触ICチップはminiSDカード型に収めた。住民基本台帳カードなどに使われるTypeB仕様にのっとることで、「ICカードで提供されるセキュリティソリューションを携帯電話でも利用可能」になるという。

 「利用シーンはFeliCaと同じだが、着脱式なのが特徴。(FeliCaと)アンテナを共用し両方使える方向で交渉している。現状は技術的に難しいといわれているが、将来は可能にしていかなくてはならない」(説明員)

 非接触ICチップには大きく3種類の方式がある。欧州でポピュラーなTypeA(蘭Philipsが開発したMifare方式)、住民基本台帳カードなどに使われるTypeB(米Motorolaが開発)、一般にTypeCと呼ばれるFeliCaだ。

 国内の携帯電話搭載では、ドコモが「おサイフケータイ」としてFeliCa内蔵の携帯電話を発売。既に200万台が出回っているほか(2月22日の記事参照)、KDDI、ボーダフォンも追随を決めたことで、事実上FeliCaがデファクトスタンダードとなっている。

 またminiSDカード内には、ICチップのほかに256Mバイトのフラッシュメモリも搭載されている。メモリに保存したデジタルコンテンツをICチップを使ってセキュアに管理できるのが、もう1つの特徴だ。

 モバイルコマース関連の業界団体MOPASSコンソーシアムが定めるMOPASS(2002年8月7日の記事参照)と互換性を保っていくという。

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