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» 2005年03月10日 03時07分 UPDATE

CeBIT 2005:「ツーカーS」を超えた? Siemensの簡単ケータイ (1/2)

「CeBIT 2005」開幕を明日に控えた独Siemensのブースでは、早くも「正方形の不思議な携帯」「携帯ルームランナー」など面白い展示を見ることができた。

[杉浦正武 & 末岡洋子,ITmedia]

 世界最大規模のIT見本市「CeBIT 2005」が3月10日から開幕する。開幕を明日に控え、独Siemensなどは既に展示を行っているので、いち早く情報をお届けしよう。

PHoto 開幕前にもかかわらず、会場には多くの報道陣が詰めかけた

 独Siemensの携帯端末事業部Siemens Communicationsは、26ホールで携帯関連の展示を行っている。中でも目をひくのは、マシン・ツー・マシンの通信により生活を便利にするとうたう「Ay One」。Ay Oneと名付けられた正方形のセンサーと、携帯電話がやりとりをする。携帯がマスターで、Ay Oneがスレーブの関係だ。

PHoto 不思議な端末「Ay One」。表面のカバーが回転する(左下の端末に注目)。それにしても、パッとと見では何なのかまるで分からない

 温度、光、音などのセンサーを備え、デバイスそのものの動き(振るなど)を感知するセンサーを設定できる。たとえば、自動車を離れる際に車内にAy Oneを置き、Ay Oneが動くとアラームを出すように設定しておけば、早期に車の盗難に気がつく。アラームは、SMSか電話のコールとして自らの携帯で受信できる。警告音として、サイレンを鳴らすことも可能だ。

PHoto アラームが鳴る。アラームを止める方法は「カバーを270度回転させてボタンを押す」など、自分だけが知っている入力方式に設定可能

 さらに面白いのは、子供や老人などに連絡用として持たせる利用法。Ay Oneではカバーを90度/180度/270度/360度回転させることで、計4種類の設定が可能となっている。このため下の写真のように、カバーの窓に「娘」が現れたときに側面のボタンを押すと、娘の携帯に電話するといった使い方が可能だ。GSM携帯としての通信機能を備えているため、Ay Oneを耳に当てて「もしもし」といえば、立派に通話が成り立つ。

Photo 話したい人の顔を表示させて、ボタンを押せば発信。このユーザビリティは、ツーカーSを超えたか?

 連絡先は、カバーの窓に救急車が現れたときは119番にダイアルする──など必要な連絡先を設定しておけばいい。この連絡先は、マスターの携帯側で設定して反映させることができるという。

 Ay Oneは、携帯端末側のアプリケーションもJavaベースで、開発者はさまざまなアプリケーションを開発、設定できる。「オープンプラットフォームだ」と説明員。“自動車用Ay One”ならカバー回転の4操作に「天気情報を取得する」「交通情報を取得する」「自動車の位置をマスター携帯に通知する」などの各動作を割当可能。今後ユーザートライアルを進め、その後の製品化を検討するという。

携帯でルームランナー?

 もう1つ、同社ブースで目に付いたのがルームランナーで走っている女性。彼女は何をしているのだろうか。

PHoto ルームランナーで一心不乱に走る女性。しかも、にぎやかな音楽が鳴り響いている。これは何のデモか?
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