パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P901iS」(「P901iS」記事一覧参照)は、進化したカスタムジャケットとセキュリティの強化、音楽機能の搭載が大きなポイント。それぞれの機能について詳細を聞いた。
“P”FOMAのアイデンティティともいえるのが、着せ替え可能なカスタムジャケット。P901iSでは、背面に7×7ドットのLEDを配し、ジャケットと光の組み合わせで個性を表現できるようになった。
光り方のパターンは、それぞれのカスタムジャケット(クリアジャケットを除く)に合わせたパターン10種が用意されるほか、自作することも可能。端末内には「ドットクリエイター」というアプリがプリセットされ、英数字を使ったパターンや、自分でドットを打ち込むパターンなどで光のパターンを作成できる。
ほかにも、端末にプリセットされる情報取得サービス「インフォスクリーン」を待ち受けに設定すれば、その日の天気予報をウィンドウに表示させられるという。「仕様はコンテンツプロバイダに公開するので、今後、待ち受けと連動したユニークなサービスが出てくる可能性もある」(説明員)。
音楽再生時にも光らせることができるなど、さまざまなシーンで光の演出を楽しめそうだ。
P901iSは、FeliCa利用時のセキュリティ面にも注力した。用意するセキュリティは2種で、メニューキーを長押しするワンタッチロックと、一定時間端末を操作しないと自動的にロックがかかる「タイマーロック」。セキュリティの解除方法として新たに採用されたのがオムロンの技術を使った顔認証と4ケタのパスワード入力を組み合わせた「ダブルロック」だ。
顔認証の登録は「自分の写真をインカメラで最低限3枚撮って登録すれば設定できる。写真は10枚まで登録でき、数が多いほど認証精度が上がる」(説明員)。ICロックがかかっている状態でメニューキーを長押しすると、認証画面が現れる。画面内の赤い枠の中に自分の顔が納まるよう位置を決めて決定キーを押すと、認証を開始。顔が認証されると4ケタのパスワード入力画面が現れ、この2つをクリアしないとロックがはずれないようになっている。
顔の中のいくつのポイントを検知して認証を行うのかといった認証精度の詳細は明かされなかったが、「実用上問題ない程度には認識する」という。
端末内のminiSDに書き込んだ音楽ファイルを楽しめるのも、P901iSの特徴。付属の音楽管理ソフト「SD-JukeBox」を使えば、手持ちのCDやPC内の音楽ファイルをAACに変換してminiSDに転送することで音楽を楽しめる。
端末を閉じた状態での連続再生に対応し、サイドボタンを使えばボリューム調整も可能。別売りのイヤホン接続ケーブルを使えば、「ボタンの短押しで停止と再生、2回連続押しで次曲の頭出し、3回連続押しで再生中の曲の頭出し」(説明員)が可能。プレイリスト作成や、CDジャケットの画像データ取り込みにも対応している。
音楽を聴きながらの操作は、「iアプリやカメラ利用を除くほとんどの機能を使える」と説明員。もちろんiモード閲覧やメールの送受信も可能だ。音声通話の着信時には着信音が割り込むが、メール着信時の設定は「割り込みとバックグラウンド受信などから動作を選択できる」(説明員)
オーディオ関連の機能としては、サラウンドのオン/オフ切り替え、「ノーマル」「S-XBS」(重低音モード)「トレイン」から選べる音質切り替えモードも装備している。
機種名 | P901iS |
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サイズ(幅×高さ×厚み) | 49×102×25ミリ |
重さ | 115グラム |
連続通話時間 | 約140分以上(テレビ電話:約90分) |
連続待受時間 | 460時間以上(静止時)、350時間以上(移動時) |
アウトカメラ | 有効画素数202万画素νMaicovicon |
インカメラ | 10万画素CMOS |
外部メモリ | miniSD(別売) |
メインディスプレイ | 2.2インチ約6万5000色TFT液晶(240×320ピクセル) |
サブディスプレイ | 0.8インチ有機EL(96×25ピクセル)+単色の49ドットエリア |
ボディカラー | シルバー+GEKKA、ブラック+スモーク、レッド+ディンプル |
カスタムジャケット | GEKKA、スモーク、ディンプル、クラフトストライプ、クリアピンク、クリアイエロー、クリア、YOZORA、MIZUTAMA、グラスアート、扇 |
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