「東芝端末は厚い、大きい……と言われる機会が多かったが、そんなイメージからの脱却を狙った」。説明員がそう話すのが、東芝製のWIN端末「W31T」だ。折りたたみでありながら厚さは20ミリで、WIN端末の中では“最薄”を実現している。
デザインにもこだわった。正面から見ると、左右非対称に線が走っている。「一筆書きをイメージして、文字の“&”のような曲線を描いた」(説明員)という。
厚みを抑えつつも、機能面はハイスペック。カメラはパンフォーカスの236万CCD画素カメラを搭載した。マクロ切り替えスイッチが見当たらないが、本体の「EZキー」を押すことでマクロに設定できる。「ソフトウェアを使って絞りを調整している」(KDDI)
携帯向けフルブラウザ「PCサイトビューアー」にも対応した。PCサイトビューアーは、W21CA向けと同じOperaだが、若干バージョンアップされている。さらに、今回発表された3つの新サービスのうち(5月23日の記事参照)、「安心ナビ」と「聴かせて検索」に対応した。
「W21T」から引き続き、Bluetoothに対応した。「対応するプロファイルは前機種から変わっていない」(説明員)。端末のBluetooth機能メニューを見ると、ハンズフリー通話やデータ送受信、ダイヤルアップ接続などに対応していることが見て取れる。
ほかに、東芝製3Dグラフィックチップ「T4G」を搭載。動きの激しいBREWアプリなどにも対応できる。また、付属の16MバイトminiSDメモリカードに合計13.6万語の電子辞書「辞スパ」を収録しており、ビジネスや学習に利用できるという。なお、miniSDに録画したTV番組などを携帯画面上で再生することも可能だ。
決まった人間に簡単に発信、メール送信が行える「ペア機能」を搭載する。写真やムービーを保護するフォルダロック機能も備える。「Exif Print」(Exif2.2)、「PRINT Image MatchingIII」に対応しており、いずれかに対応したプリンタでプリントアウトすると、撮影時の登録情報をもとに画像ファイルを補正して印刷することが可能だ。
製品名 | W31T |
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サイズ | 約50×103×20ミリ |
重さ | 約116グラム |
連続通話時間 | 約200分 |
連続待受時間 | 約300時間 |
カメラ | 236万画素CCD |
外部メモリ | miniSD(16Mバイト同梱) |
メインディスプレイ | 2.4インチ約26万色ポリシリコンTFT液晶(QVGA) |
サブディスプレイ | 1.1インチ約6万5000色TFCC液晶(112×112ピクセル) |
EZチャンネル | ○ |
EZナビウォーク | ○(地磁気センサーなし) |
着うたフル | ○ |
着うた | ○(ハイクオリティステレオバージョン対応) |
安心ナビ | ○ |
聴かせて検索 | ○ |
ボディカラー | ブルークォーツ、ソルティホワイト、ターマックグレー |
データフォルダ容量 | 約16Mバイト |
BREWデータフォルダ容量 | 約5Mバイト |
Eメール送信BOX容量 | 約500Kバイト |
Eメール受信BOX容量 | 約1250Kバイト |
日本語入力 | Mobile Rupo |
バイリンガル機能 | × |
Eメールバックグラウンド受信 | ○ |
発売日 | 6月下旬 |
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