5月18日〜21日、ソウルで情報通信に関する展示会「EXPO COMM WIRELESS KOREA 2005/第10回 国際情報通信および移動通信展示会・セミナー」が開かれた。国内外から50社が参加した今回の展示会だが、携帯電話メーカーではSamsungとLG、キャリアはSK Telecom(以下、SKT)のみの参加となった。しかしこの3社がさまざまな新端末や新サービスを紹介し、数多くの話題を提供してくれた。
「AnyCall」ブランドのSamsung、「CYON」ブランドのLGのブースは、会場の最も奥にありながら、隣り合った場所に大きく区画を取っており、多くの人目を引いていた。数多くの最新かつ話題の携帯電話を、見たり触れたりしながら楽しめるそのブースは、さながら携帯電話の博物館のようだった。
Samsungの携帯電話の中で話題だったのは、最近発表された「ビートボックスフォン」こと「SCH-S310」だ(1月13日の記事参照)。これは動作認識機能・加速度センサーを搭載した端末で、本体を振ることでゲームや音を楽しめる。
端末片手にシェイクしてみると「チャカチャカ」とリズムをとったり、ゆっくり回してみることで「ウィーン」とゆがんだ音がしたりするのがとても面白い。また本体で空間に数字を大きく描くとそれを認識し、その機能を利用して短縮ダイヤルができるようになっている。
「SCH-S310」には、「振る」ことをテーマにしたゲームがいくつか内蔵されていて、サイコロもその1つ。中央部分の円を指でくるくる回しながら操作する「タッチキーパッド」もユニークだ |
KTFが、無線LANスポット「Nespot」と連携して常時オンライン状態を保つことができるサービス「Nespot Swing」を提供していることから(4月4日の記事参照)、KTF関連の端末はPDA型も多い。今回SamsungブースでもNespot Swing対応端末の展示があった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.