PCから902Tを遠隔操作短期集中ロードテスト「902T」 No.2

» 2005年06月24日 12時44分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 前回購入したUSBアダプタを、さっそくPCに取り付けてドライバを組み込み、902TのBluetooth機能を有効にしてデバイスの検索をする。すると「Dial-up networking」「Voice gateway」「OBEX File Transfer」「OBEX Object Push」の4つの902Tのサービスが認識された。どうやらデータ交換も問題なく行えそうだ。

 ちなみに902Tの場合、Bluetoothと赤外線通信は排他利用になっていて、どちらかオンにしたほうしか利用できない。例えばBluetoothをONにしたまま赤外線通信を実行しようとすると、「実行中の機能と同時には起動できません〜〜」なんて無粋なメッセージが表示される。これ、最初は何の実行を止めればいいのか分からなくて、かなり混乱した。

 902TのBluetooth機能が面白いのは、ヘッドセットやダイヤルアップネットワーク接続以外でも常時待受けになっていること。ファイル交換でも902Tを操作して受信、送信といった必要はなく、PC側で902T内のデータフォルダにアクセスして、ドラッグ&ドロップでファイルのコピーができてしまう。902T側でアクセスするPC(正確にはBluethoothアダプタ)を信頼デバイスにしておくと、902Tに一切手を触れる必要がないのだ。

 例えば隣の部屋に置いたカバンに放り込んだままの902Tから、今日撮影した写真をPCに取り込む──なんてことも簡単にできてしまう。編集部で試してみたところ、PCと902Tを10メートル近く離しても、問題なくファイルコピーが行えた。902Tに装着したSDカードにはアクセスできないのが残念だが、902TのBluetooth、けっこう使いでがありそうです。

話は全然変わってしまうが、筆者は902Tはターンスタイルで待ち受けに使っている。電話がかかってきたら左手で持ちシャキーンして、「A5502K」以来の感触を堪能中。もちろんメーカー非推奨の使い方なので一切お勧めはしませんけども


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