WAP携帯でも利用できるモバイルブラウザ「Opera Mini」

» 2005年08月11日 08時01分 公開
[ITmedia]

 Opera Softwareは8月10日、ローエンド携帯でも利用できる携帯電話向けWebブラウザ「Opera Mini」を発表した。J2ME(Java 2 Mobile Edition)を使って事実上すべてのJava携帯電話でWebアクセスが可能になるとしている。

 Opera Miniは、同社がこれまで提供していたモバイルブラウザに変わる高速ブラウザ。WAP対応電話を含め、通常はブラウザを実行できない携帯電話でもWebアクセスが可能になる。リモートサーバを使ってWebページが携帯電話に送信される前に処理を済ませるため、電話機側でWebページを処理する必要がないという。

 「携帯電話のWeb閲覧はこれまでブラウザを実行できる高度な携帯電話に限られていたが、Opera Miniでは携帯電話は小さなJavaクライアントを実行するだけでよく、ほかはリモートに置かれたOpera Miniサーバが面倒を見る。Opera Miniでは高度な電話を持たなくてもWeb閲覧ができ、ほとんどのユーザーが手持ちの携帯で利用できる」。ヨン・テッツナーCEOはこう説明している。

 キャリアやコンテンツ配信会社などの企業向けにはカスタマイズ版のOpera Miniを提供する。ユーザーはこれら各社のサービスを通じ、SMSまたはWAPブラウザのリンク経由でインストールが可能。現在ノルウェーのテレビ局TV2が試験的に導入しており、今後広範な提供を発表する予定だという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年