「CEATEC JAPAN 2005」の東芝ブースに、2.4インチのVGA液晶を搭載した携帯電話の試作機が出展された。auの「W21T」とボーダフォンの「902T」に、高視野角で高コントラストのVGA液晶を組み込んで展示している。
上がQVGA搭載のボーダフォン902T、下がVGA液晶を搭載した902Tベースの試作機。「VGAのほうが文字がくっきり表示される」(説明員)
製品化の時期は未定としながらも、「時期が来たら出せるよう準備している」と説明員。ニーズについては「フルブラウザの普及で、PCでサイトを閲覧するのと同じように携帯でもWebを見たいという声が高まっている。また動画もきれいに閲覧できるので、ワンセグ放送で威力を発揮できる」と説明した。
CEATEC JAPAN 2005特集
映像・情報・通信の総合展示会「CEATEC JAPAN 2005」が10月4日に開幕した。2005年のテーマは「発展するユビキタス社会。次が見える、明日が変わる」。約700社が出展して19万人超の来場が見込まれる。会場では、IT/電子分野における最先端技術、製品の展示が行われている。
VGA/QVGAを自由に使い分け 携帯用デュアルモード液晶
東芝松下ディスプレイテクノロジーは9月27日、VGA(480×640ピクセル)表示とQVGA(240×320ピクセル)表示を自由に切り替えて使える高精細低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイを開発したと発表した。
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